「TCGの売上げはどうなっているのか。また今回も池っち店長から転載の許可を頂き、2018年のTCG売上げとカードゲームの販売の流れ等を再確認していきたいと思います」
カードゲーム業界2018年度期 累計データ。
— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) 2018年11月6日
先日公開した「9月のまとめ」は沢山の方にご覧頂けました。しかし「ウィクロスが昨対31%だと?!」「Z/Xが4倍売れてる!」と、一ヶ月のデータで判断する方がいらっしゃったので、より長期的に見た「正しい判断基準」累計データを提出致します。
続く pic.twitter.com/aubkoZKtK0
「という訳で作業がある程度終わったのでのんびり書きたいなぁと思って今回書こうと思うんですけど・・・中々TCG市場も盛り返してる印象はありますね」
「遊戯王にデュエマ。双方売上げを伸ばしつつ、ポケカという3すくみが出来上がりつつあるもんね」
「正直なところ昔の様なポケカが1番という時期が新年号と共に来るのではないかなぁと思ってたりします。なんせ来年で平成が終わるんです。
新しい風が来て一気にTCG業界も変わるでしょう。
勿論、新規TCGが来年登場する事を決めてる方もいそうですけどね」
「そんな中でTCGの売上げを毎回考察の資料として使いたいので考察したいと思います。いつもの軽い日記なので資料的な日記と思っていただけると嬉しいかなぁ」
※この記事は個人的意見と偏見があります。嫌だ!って人は見ない方が良いかもしれません。
- TCGの売り上げを何故考察・紹介する理由について。
- 【TCG 売り上げ】2018年9月度の売り上げと5ヶ月分
- TCGの売上げ 遊戯王OCGの動向と流れについて。
- 遊戯王の売上げの地盤は競技性。
- TCGの売上げ デュエマの動向と流れについて。
- デュエルマスターズはクリスマスに強いけど気になるユーザー層の増加。
- 個人的に思うTCGの売上げの感想を色々と。
TCGの売り上げを何故考察・紹介する理由について。
「最近TCGにおいて考察をする際に『他のTCGを否定するのか』とか人気と売り上げは関係ないんじゃないか?というお話を頂き、耳にする事がありますので、色々と個人的意見を書いて行こうと思います。
そもそも、私も池っち店長と同じように考察する上において「売り上げ」というのは客観的に見ないための一つの資料という物となります。
メディアクリエイトさんの資料が思いっきり間違っていた偏向された物であったとしても大手企業である事や絶対的総数を示している中では一番信用出来るものなのではないか?とも思いました。
勿論近年の遊戯王とデュエマの発売本数は拮抗していますし、そもそも売り上げに多少の誤差がある部分はあるかもしれません。
しかし、個人的に売れていると判断している商品を『近くのショップで売りきれてるから1位』とか『盛り下がっているし売れてない』という無責任は発言は取れませんし・・・。私にとっては考察をする上では非常に大事な物なのです」
「まぁ実績とか情報をある程度見ないと考察って出来ないもんね」
「伊達に考察する際に情報見てないよって言いたいけど私ムラがあるからなぁ。しかしながらTCG業界においてこのランキングは非常に大事な物ですし1位からえげつない差があるからってTCG自体が終わるという事はありません。
パズル&ドラゴンズTCG/SR/モンスター/木/ブースターパック第2弾 新たな力の鼓動[PDB-02]B02-079 [SR] : 緑聖の豊麗神・フレイヤ
ただ一つの指標としてはTCGの市場において1%のシェアを取れているかは結構確認しています。年間でのTCG市場は最低でも800億位で、その中で考えるとサービスが終了したパスドラTCGはその市場の1%も見たないものでした。なので、個人的には年間の売り上げに関してはちょっとだけ確認する様にしています」
「それに、遊戯王の売り上げ1強では無くなったという事は『各種ユーザー数が売り上げに比例する』可能性もあるでしょう。アナログゲームゆえに遊ぶユーザーの数は本当に大事です。
そういった意味で新規ユーザー等の獲得を如何に行うか。再録のタイミングや発売日のタイミングを競合と合わせるのか。クリスマス商戦に何を仕掛けるのか。等も重要となるのです」
【TCG 売り上げ】2018年9月度の売り上げと5ヶ月分
「という訳で9月度の売上げはこんな感じでした。9月の売上げはデュエルマスターズがトップ。そして続いて遊戯王・ポケカの順番となっております。
TCG市場としては殆どのTCGが売上げを伸ばしている部分も見受けられますが、注目すべきは各種TCGの動向でしょうか。また、全体的に見た5ヶ月間の売上げ数がこちら」
「うーん。遊戯王とデュエマの2強に追随して昨年日売上げ2・6倍のポケカが推している印象ね。更にヴァイス等様々なTCGの売上げが上昇してる感じよ」
「ですね!遊戯王とデュエルマスターズを中心に売上げが拮抗しつつありますが、デュエマの方が売上げの対比が大きく上回っているのが見えますね。
ただし、販売数に関しては今の所遊戯王OCGがトップ。
新品トレカ(デュエルマスターズ)【ボックス】デュエル・マスターズTCG ペリッ!! スペシャルだらけのミステリーパック [DMEX-03]
注目ポイントは、レギュラーパックの追加が遊戯王では10月の「サベージ・ストライク(SAVAGE STRIKE)」で確定しているというのもあって、差が開くのか。
またまたデュエマの新パック「デュエル・マスターズTCG ペリッ!! スペシャルだらけのミステリーパック [DMEX-03]」にて追い越すのか・・・気になった面は様々。
(´・ω・`)でもパックの価格を見て非常に怖い印象を受けるんですけどね」
>>デュエル・マスターズTCG ペリッ!! スペシャルだらけのミステリーパック [DMEX-03]
「実際見てみるとTCGにおいての
「再録の付加価値」は双方打ちつくした印象を受けますが、その中でポケモンカードの動向は見逃せません。
高額になってしまったリーリエ等の再録という弾を残しつつの部分や新システムタッグポケモンや在庫調整さえすれば確実に1位を取れる・・・というか最初はポケカも1位レベルの商品でしたし、海外では圧倒的なシェアを誇ってる国だってあるんです。
日本においてもインフルエンサーの出現さえあればという起爆剤は確実にありました。
サプライポケモンカードゲーム デッキケース ピカチュウ&ゼクロム TAG TEAM GX
遊戯王も含めて現在TCG市場は盛り上がってはいますが、クリスマス商戦において『子供向け商品が強い』のは明確で、ポケモンの子供向けって凄いのでは?という期待も少々。
そういった部分で遊戯王は11月のリンク・ヴレインズ・パック2から売上げを確保しつつ、ストラクチャーや記念商品等で売上げを上げるのではないか?とも踏んでます。
と色々と書くともう文字数が大変な事になるので各種TCGの販売戦略と中身を見ていこうかなと思いますよ(´・ω・`)」
TCGの売上げ 遊戯王OCGの動向と流れについて。
遊戯王/20thシークレットレア/サイバネティック・ホライゾンCYHO-JP034 [20thシク] : ヴァレルソード・ドラゴン
「遊戯王OCGは前年度のリンク召喚の売上げから少し販売数が増えたという立ち位置におさまっています。
ある程度売上げが減らないための工夫として『コレクター層に向けた商品』を発売し、コレクターやカードの価格相場を一段階向上させ『カード単価価値』を確立させました。
しかし反動としてカードショップ側としての「読み」がかなり重要な物となり、困惑されたショップ店員さんも多いのではないでしょうか?
『ヴァレルソード・ドラゴン』の20THシークレットレアの価格は初動相場から急上昇。
現在でも1万円以上はする高額カードとして発売される事になり、20THシークレットレアの価格下落が起きれば「カードショップ側の打撃」に繋がる一方で在庫を取らないといけない。
売れない場合は在庫だけが残ってしまうという部分をどう活かしてアピール出来るかが焦点でしたが客寄せという形で高額買取をしたお店も出てきたのは記憶に新しいですね。
遊戯王のボックスを購入してアドを稼げるという面が複数生まれたのは良かった事だと思いますが、何か遊戯王OCGが初期の時代に戻りつつある印象も・・・。
忘れてはいけない純銀製の《青眼の白龍》という抽選や、高額カードを引くかもという期待は、1ボックス+αで良いやという人にとっては大きなポイントとなりましたね」
購入はこちら>>遊戯王/遊戯王OCGデュエルモンスターズ 20th ANNIVERSARY キャンペーン「青眼の白龍」 20th ANNIVERSARY SILVER EDITION(純銀製)
「転売等が問題になる部分はありましたが、遊戯王のボックスを買うという意味を見出すことが出来ましたの」
「更に、遊戯王OCGでは2月に発売される環境トップのカテゴリーをインフレではなく『メタとして押さえる』という戦術まで披露したんですわよね。
- ジャンル: おもちゃ・ホビー・ゲーム > 趣味・コレクション > カード・トレーディングカード > トレーディングカードゲーム
- ショップ: HOBBY SHOP ファミコンくん
- 価格: 180円
夏はパックの中でシングルカードが暴れる可能性も秘めてるのですが《餅カエル》等の奇抜な汎用カードを出すのかと思ったらサンダー・ドラゴンという『昔のカテゴリー』を強化する動きも見逃せませんの(๑╹◡╹)」
遊戯王/ウルトラレア/デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズDBDS-JP027 [UR] : 閃刀姫-カガリ
「後注目したいのは閃刀姫等の今までの環境や売り方のジンクスは変更がありませんでしたが最近遊戯王に見られる「美少女系カードの量産」は・・・」
「(๑╹◡╹)それは気のせいですの」
「あっ。そうですよね。気のせいですよね。いやぁそんな可愛いイラストが毎月出てくるなんて・・・」
「あら^~」
「(๑╹◡╹)」
「ちょっと!?ただのデジャブじゃないの!!」
遊戯王の売上げの地盤は競技性。
「遊戯王の売上げを上げるポイントはまだまだいくつかあって、例えば『手札誘発』の再録がありますね。
中古遊戯王/スーパーレア/マキシマム・クライシスMACR-JP036 [SR] : 灰流うらら
遊戯王の環境で重要と言われるカードですが、遊戯王OCGではシングルでの購入手段がメイン。
『灰流うらら』等を再録しつつ売る商品が出たらそれは「公式が力を入れて売りたいパック」と言っても良いでしょう」
「まぁアンデットストラク出た時に『うらら再録はよ』とか言われてたからねぇ」
「後は、お気づきの通りユーザー層の獲得をエンドユーザーに絞った動きがあります。これが問題でライトユーザーの獲得をある程度切った可能性も捨てがたいんです。
池っち店長の解析でもありましたが世界チャンピオンがマンガやアニメに興味が無いという事を発言していたという記載がされています。
これが本当だったとしたら遊戯王は『OCG』という独立したもの。
かつ競技性を追及したTCGにしたかったという公式の意図的には正解だったといえるでしょう。特に遊戯王ではリンク召喚前から様々なバランスが悪いTCGでしたし、それを一新するためにリンクを導入し『新しい遊戯王OCG』としての確立を狙いたかったのかもしれません。
((´・ω・`)デンジャーはぶっ壊れてるけど」
「確実に競技性は増しましたわよね。
そして気づいているユーザーは多いですの。
「あれ?遊戯王って今良環境なんじゃね?」
という事実に。ただし、これも実態は「罠をガン伏せ」する様な「相手に対して妨害出来る札があれば勝てる」という時代になったと考えても良いんですわよね。
ライトユーザー層の方ともお話を良くしていますが、遊戯王において「誘発を打つ選択とマストカウンターの重要性が増した」と話を聞く事が多いですの」
「でもその中でコナミさん的には売上げを更にのばしたいんじゃないの?」
「売上げを伸ばしたいなら遊戯王の売上げが良かった理由の1つとして『強いカードを刷る事で売上げを伸ばす』という・・・
「あー!あー!!聞こえないなー!!!
そういう意味でも競技性としての敷居を低くする為に環境で必須クラスな手札誘発を再販しまくって、他のシングルの単価価値を上げる方が有益だったのではないかな!って思うんですぅ!(早口)」
「それは一理ありますわね」
「でも遊戯王OCGとしてコレクター層やエンド層が色濃くなったのは事実。
ココからライトユーザーや新規層へ呼びかけるかが気になる所。昔、私が発言したのは「ポケカと同じ遊戯王も主人公を意識したオールスターズストラクを作れば良い」ってのを採用してくれるかが気になるんですけどね・・・」
「遊戯王OCGでやるかなぁ・・・」
「後遊戯王のocgで何が凄いって普通TCGで無いといけないカテゴリーが環境で存在していなかったことですよ。
バーンは最近ありますが、デッキデスも無い。ハンデスはあるが環境トップのキーカードにいない。ビートダウンがメインとなりつつ、ソリティアで決まる競技性の高いTCGってバランスが非常に取りづらいんです。
これはいずれ書こうかなぁと」
TCGの売上げ デュエマの動向と流れについて。
トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷 [DMBD-05]
「デュエルマスターズは最近思いっきり挑戦してることが多いカテゴリーです。8月度では『デュエル・マスターズTCG クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷』という連ドラや大型クリーチャーの再録と共に「懐かしいカテゴリーの再録」が特徴でした。
デュエルマスターズ/MAS/火/[DMRP-06]双極篇 拡張パック第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!M1秘1/M1 [MAS] : “轟轟轟”ブランド
また、環境のバランスもかなり安定しているしパッケージのクリーチャーが優勝する事もありながらも『1強にはならない』上、
『インパクトが強い』
のも見逃せません。
子供にとって「1ターン目から殴れる “轟轟轟”ブランドなんかは私も見た時やばいなぁ(´・ω・`)と思いました」
「しかもデュエマも再録で新レアリティを出したのよね。ニコル・ボーラスの再録もそうだけどゴールデン仕様で再録される流れをレギュラーパックで持ってきた・・・。これは凄いことよ」
デュエルマスターズ/水/闇/火/[DMRP-05]双極篇 拡張パック第1弾 轟快!! ジョラゴン GoFight!!G5/G5 : ニコル・ボーラス
「結局1枚しか当たらなかったのよねぇ。もう一枚シングルで買おうかなぁ」
「第一弾だけ『高額なカードを入れる』というのもきちんと守ってたのは良かったですね」
デュエルマスターズはクリスマスに強いけど気になるユーザー層の増加。
「12月はデュエマが強いってのが正直なところなのですが・・・最近思ったんですけど、小学生以上のユーザーもなんか増えてる?と感じました。
そして、その部分から『昔のユーザーや復帰勢を狙う商品展開が今後ありそう?』な印象も。ドラゴンが絶滅したという設定で様々な新規カードが登場していますが、まだ『ボルシャック』の新規は出て無いんですよ(´・ω・`)
カジュアルなMTGという立ち位置と、美少女に特化したウィクロスと合わせてTCG様々なユーザー層を獲得している印象は確実に受けますが、実際どうなんでしょう」
「うーん、実際に世界大会とか出ないと分からないかもね」
「後なんと言ってもコロコロアニキとかの『20台に向けたデュエマ』も視野に入れたい所です。実際雑誌等で多方面から攻めてるのは凄いなぁと思いますし、『初代を意識した商品戦略を作り出した』のはびっくりです。
まぁMTGですけど・・・・・
・・・
(´・ω・`)あれ?デュエマは???」
「デュエマは命がけだし怖いもんね。
デュエルマスターズは実際色々と見てきてるけど、新規ユーザーの取り込みに力を入れてるのは良く伝わってくるし、個人的にも注目してるから冬で売る商品は気になってる所なの。
ただ、前年度で発売された『炎のJ・O・Eカーズ [DMBD-03]』とかの在庫の売れ残りを見て一部怖いと感じたのは『強力なカードが入っているほうだけ値上がりした』という事実よ。
もう片方には環境で採用される《絶対の畏れ 防鎧》が入ってて価格がプレミア価格になったんだけど、今回はどうなのかしらね・・・」
>>デュエルマスターズ/SR/光/[DMBD-04]超メガ盛りプレミアム7デッキ キラめけ正義!!DG超動BD04 3/15 [SR] : 絶対の畏れ 防鎧
「在庫を確保できるという意味では良いですよね。ミクセルとかの汎用カードが収録されていたりと売れる要素はキチンとありますし。
また12月にもきっとレギュラーパックが出てくるので、それ次第ではシナジーがあって、高騰するカードもあるかもしれません。
それに今回デュエマも遊戯王と同じで3年スパンで新規を登場させる癖もありますが、ユーザーや環境の成熟も相まってるのは事実。現在のツインパクトの環境をどう打ち破るのかが焦点となるでしょう。
個人的に思うTCGの売上げの感想を色々と。
「ポケモンカードが爆発的に売れる中、気になる点は多々あります。
まずスタン環境を導入したヴァンガードとウィクロスの存在です。
スタンを導入した年は売上げが下がるのが何時もの事なのですが・・・ヴァンガードは『スタンを導入して売上げを伸ばす』事に成功しました。
サプライブシロードスリーブコレクション ミニVol.335 カードファイト!!ヴァンガード『ブラスター・ブレード』Part.2
海外での受注の増加など様々なニュースは聞いていましたが、「バミューダ▲」という起爆剤が無い中での売上げ増加は凄いかなぁと。アイチって偉大だなぁ本当」
「カジュアルユーザーの増加はあるんだけど、パックの売り方が初期に似たものである事。高額カードがG3をメインにしてあることで「ある程度の指標が立てやすい」のもあるわ。実際にエースカードの価格は高いままだしね」
「それが凄いんですよね。値崩れが全然起きないんですよ。逆に相場が逆に上がるなんて事もあるくらいで。
こういったTCGのパックで「シングルが安定している」のはカードショップ的にも嬉しい所。後は如何にして2014年辺りの売上げまで戻すのかがポイントとなりそうですね」
「しかし、商品戦略が変わってからヴァンガードは明らかに『顧客をつかむTCG』として成長したと思っています。
ブシロードのカードゲームは「インフレを起こさずにキャラで勝負する」という印象を受けているのですが、その理由はヴァイスシュヴァルツにあるのではないかと考察してから「スタンに戻してインフレを出来る限り押さえれる戦略」が見受けられるのです」
流石に過去のカテゴリーから差はあるものの、新システムが入りすぎてて辛いという事もありませんしアニメという壮大なジャンルから『人気な作品を作れる』のはゲームでいう売れるソフトを選べるのと一緒。
ヴァイスシュヴァルツの様な「自身のジャンルではなく他作品とのコラボで攻める」というのは一種の付加価値なのかもしれません」
「
TCGは直感的に楽しめないといけない。しかしそれ以上に『直感的にこれ知ってる!』となる衝撃は凄いですよ。
TCGにおいての経験は別に新規層等の獲得としては『知ってるものが遊べるカードゲームになった』のは衝撃的。更に同社コラボであればアニメ化の際に『そのアニメコンテンツも引き込める』のです。
デジモンがバトスピのアニメで出演!とかコラボで見たかったけど・・・まだまだ先なんだろうなぁ」
「アニメというコンテンツが出来ないけど「アニメでやってたのが遊べる」ってのは敷居を低くするもんね。
正直バトスピは遊びたいと思うし、賞金等の『大人向けコンテンツ』や家族で遊べるというコンセプトや強みを残しているのは今のTCGでは強いのかも」
「うぉー!オメガモンだー!!って気持ちが沸くのはきっと昔のデジモンを知ってるからなんでしょうね・・・」
「勿論、他の原因も多くありそうですけどね。
しかし、TCGで最近気になるのはポケカ含めてライトユーザーをどう引き込むかが今後の鍵となりそうです。
遊戯王も実際はコラボという武器を残してますが、ようやく重い腰をあげて遊戯王チップスと言う商品を展開してたりとどのTCGも「自社コンテンツの新規獲得を狙う」動きが多々見られる結果となりました。
また、資産ゲーという面で『他TCGに移るのか、一緒に遊べるTCGとして作り上げるのか』も気になります。正直ガチやカジュアルを作ろうと思うと1つのTCGで遊ぶので精一杯になる人も多いと思います(ボックス買うだけで4000円が飛ぶ時代、学生にとっては辛いのでは?)」
「競技性を追求した遊戯王は今後TCGとしては楽しいものとなるかもしれませんが「より難しい敷居が出来てしまった」と言っても良いでしょう。
ですが、私的には「その楽しさを発信できるユーザーが増えれば良い」とも思っています。
特にカードゲームにおいて大切なのは直感的に遊べるシステムで無ければならない事が第一条件。パズルの様になったOCGをどう「分かりやすく、かつ楽しめるものにしていくのか」が気になる私でした(´・ω・`)」