ソイヤループエラッタ。遊戯王のエラッタについての問題と、地霊神グランソイルのエラッタに関しての考察を行っています。昨今では遊戯王のテキスト変更が行われる事も多々ありましたが、今回はその中で様々なエラッタが行われている事に関しての問題を書いて見る事にしました。
「そう、一度は語らないといけない。
今回の話題は遊戯王の突然エラッタについての話題です。最近は話題になる事がちょくちょくありますが、ここで少し真剣に考えてみようかなーと思います。前半は公式でのエラッタって事でグランソイルのエラッタを見て行きましょう」
「そう言えば、良く遊戯王はステルスエラッタを行っているわよね。スターターデッキの時にも《ライトロード・ハンター ライコウ》とか再録されたときにも問題になってたけど、今回は公式でエラッタを行ったんだっけ」
参考
⇒中古遊戯王/ノーマル/スターターデッキ2017ST17-JP017 [N] : ライトロード・ハンター ライコウ
⇒中古遊戯王/UR/デュエリストセット Ver.ライトロード・ジャッジメントDS14-JPL10 [UR] : ライトロード・ハンター ライコウ
「そっちは大問題の方のエラッタなので後日。
今回はちゃんとしたループの問題を解決してくれたカードの紹介といこうと思います。せっかくなので、1から色々と確認していきましょうか」
- ■ 今回のエラッタカード の変更点について。
- ■ グランソイルに関しての制限は納得?霊神の効果はターンに1回がメイン。
- ■ 結局ソイルループは消滅しました。が、こういうエラッタは仕方がないのか。
- そもそも公式がちゃんとアナウンスするエラッタは結構ちゃんとしてるんです。
■ 今回のエラッタカード の変更点について。
エラッタ前
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の地属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。このカードが特殊召喚に成功した時、自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚できる。このカードがフィールド上から離れた場合、次の自分のターンのバトルフェイズをスキップする。
エラッタ後
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の地属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した時、自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
②:表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。
「今回の《地霊神グランソイル》の大きな変更点は1ターンに一度という点が追加された事ね。
それだけ。
でも、それが非常に大きいのが遊戯王の世界。それはSPYRALで十分証明されたもんね」
「まぁ、そうですね。特にこのタイミングに関して出たのは色々とあると思いますが基本的にループパーツとしての問題は様々あったと思います。特にソイヤループで知られていたこのカードは結構動画界でも「如何にこのカードに繋げるのか」が問題視されてましたからね」
「確かに元々ソリティアとして問題だったカードでもありますし、いまさらって意見もあれば『確定で暴れるのが分かったから規制』っていう都合の良いカードに利用されたとも取れるんですわよね。
だって、新規カードが判明した瞬間に制限をかければよかったのに・・・という話ですし」
「コレに関しては一番怖い事があって
『公式はこのループに気づかずに新規カードを作ったっていう事も考えられること』
なんですよね。メタルフォーゼの新規カードもハリファイバーもそうなんですが、既に禁止制限は発行してしまった!ワンキルが成立する!という側面があって私達ユーザーがデバッガーになっている状況なのではないか?という事です」
「ここは賛否両論あると思うけど、しょうがないと思う人が多い気がするわね。
ただし、新テキストにしたカードを早急に出さないと混乱するから何とかして欲しいわね。もしかすると次のストラク・・・と思ったけど闇属性だし。うーん」
■ グランソイルに関しての制限は納得?霊神の効果はターンに1回がメイン。
「じゃあ元々このカテゴリーである霊神ってどうなの?って話ですが、元々《地霊神グランソイル》は別格扱いされてるなぁって印象でした。
というのも炎属性の《炎霊神パイロレクス》は既に
ターンに1回の制限が付いていますし
「節度を守って焼きます」
「風属性の《風霊神ウィンドローズ》とかも付いているんですよね。環境で暴れたサーチ出来る《氷霊神ムーラングレイス》も付いている・・・つまり・・・?」
「ソイルだけターン制限が付いてないって事ですわね」
「そうですよ!
だからエラッタ喰らってくそぉ!とか言ってるのが問題!その中で3体の神はターン制限でずっと泣いていたんですよ!!!」
■ 結局ソイルループは消滅しました。が、こういうエラッタは仕方がないのか。
「という訳で実際はソイルの効果が強すぎただけで、ターン制限を付けただけっていうエラッタですが、実際はおかしい効果だっただけで普通に現役カードな印象を受けます。
一応展開すればリンク2の大型モンスター。ランク8を作れる事。そして蘇生の多い地属性。問題があるように見えますが、蘇生に合わせて2800打点と大型モンスターを出せば即座にワンキルってなれば普通に強いんじゃないかなと思いたいんですけどね」
「特に仕様で悪さをしていただけで、墓地調整しつつ展開できれば強い事に変わりはないと思いますの」
「そうなんですよね。
最近ループで注目されてはいるんですが、出張系のカードで地属性を多様したりして特殊召喚すれば十分にフィニッシャーの役割は持っていると思うんですよ。
そこに注目すればいいし、そもそも普通のデッキでは1ターンに1回で使っているはずですから」
そもそも公式がちゃんとアナウンスするエラッタは結構ちゃんとしてるんです。
「個人的には遊戯王のエラッタに関しては本当ちゃんとしてるし凄いと思うんですよ。というのも、クリッターなどの現役復帰も実際はこのエラッタがあったからですし『禁止で一生使えないなら、使えるほうがマシ』って思うからですね」
「ただし、いつも気になるのは『復帰してもどうせ使わなくて制限解除になる』ってパターンがあった事。
と言いつつも、クリッターは真竜で採用され手札誘発をサーチ出来る便利なカードになってくれましたし、活用方法はちゃんとあるって感じますね」
「元々禁止級のデッキに関しての救済策として過去のカードが使えるというのは嬉しいですの」
「そう。実はエラッタに関しては賛同の声もあるんです。
しかし、問題なのはもう一つのエラッタ変更なんですよね」
続く