「遊戯王の環境は現在どうなの?という事でココでは遊戯王OCGにおいての環境デッキや流行デッキ。遊戯王OCGにおいての環境上位デッキや、急激に増加したアーキタイプに関しての考察や優勝デッキ等を振り返っていこうと思います。
という訳でアンケート結果から環境デッキ等に関して振り返ってほしいという声もありましたので11月は環境デッキや最新デッキに関しての考察を一気に増やすことにしました。
遊戯王環境デッキランキング!
「遊戯王の環境デッキの区分は現在こんな感じになっている様です。環境トップの閃刀姫が実際に環境に居座ったままではありますが、トップメタ以外ではかなり数が収まっているように見えるでしょう。
すくみ的には閃刀姫に始まり、上位デッキの数だけ見ているとオルターガイスト。更にトリックスター等『閃刀姫のカードが何かしら制限になるだけで環境が群雄割拠になる勢いまで来ています」
「実際除いてみると2018年の7月からの大会結果等から見てオルターガイスト以外のデッキの入賞数が上昇してる傾向があるのよね。
入賞数や上位デッキの分布図では閃刀姫以外の数が上昇していて、ある程度環境が整い始めているのが確認出来るわよ」
「まぁえげつないカテゴリーは増えてますが、後攻優先デッキだったり先行ソリティア等凶悪なカードがありますからね。
またオルターガイストもフェイカーを引ければ強いし、『魔法メタが増えている面』でしっかりと遊戯王の特徴だった魔法での即効性を打ち消しているのも利点かなーと思ってたり。
という感じの環境ですが、新規で閃刀姫が強化されたとしても『制限カードにすれば弱体化』させる事も出来るので環境的には調整が非常にしやすくなっています。
中古遊戯王/スーパーレア/デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズDBDS-JP030 [SR] : 閃刀起動-エンゲージ
2019年では《閃刀起動-エンゲージ》の制限は恐らくありますので比較的環境も群雄割拠になると予想できる印象が強いですね(´・ω・`)」
遊戯王の環境って現在はどんな感じ?
「現在の遊戯王の環境は主にどうなっているのかと言うのは数年前にぶらりネットで「週間環境デッキを追う」というシリーズを行っており、それの復帰という記念も込めて『:Re週間 環境デッキを追う』シリーズという名称で書かせていただきます」
週刊 環境デッキを追うシリーズ カテゴリーの記事一覧 - 中古 買い物で得する人生~”ぶらりネット下車の旅”
「何か非常になつかしいシリーズになってるわね。
さて、遊戯王の2018年の最後を飾る環境はどうなっているのか・・・新パックの節目となる『リンク・ヴレインズ・パック』前から考えておきたいって話か。新規カードの登場で環境も大きく変わるだろうから、その前にササット確認しておきたい気持ちは分かるわよ」
「実際に《水晶機巧-ハリファイバー》や《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》等の新規リンクのお陰で爆発的に環境が変わるという点もある一方で、現状のリンクを意識した展開力は無視出来ません」
「で、実際にココから新規を刷って環境を壊そうとするのか・・・が焦点か」
「そういう事ですね。遊戯王を商業的に。かつ会社的な状況を踏まえて考える炎上寸前の危ない話がこのまいログのテーマ。『更にインフレするのか、そうでないか』を今の内に考えておく必要がありますし、遊戯王の売上げの死守としてもこのリンク・ヴレインズ・パックは大きな年末商戦なのですよ。
12月にはストラクチャーと【遊☆戯☆王OCG DM 20th ANNIVERSARY DUELIST BOX】の双方の予約が主流であり、ボックス等の強化は来ないので実質この月が最後の強化と言えるのです。
ソリティアを加速させたりもする一方で『過去カテゴリーの救済』という面でバランスを取る面も見られるので来年の1月までは環境を大きく変動させない気もしますね」
「実際にこの10月~1月までは『安定した環境』が見れるって事か。バランスは実際どうなってるの?」
「兼ね中堅以上のデッキが優勝を狙えるという環境と言う結果になっています。
上位に関しては運もありますが、サイドが閃刀姫メインとなってしまっているので『閃刀姫と戦い方が類似しているデッキ』は辛いですが、
それ以外にはダークホース的な立場として立つ事が可能になりました。
言い方はちょっと悪いかもですが、誘発が多めで環境速度が鈍化すると良環境になるジンクスがあります。
勿論『手札誘発の採用が決め手』になりつつあるのも否めません。
特にこれは先行でもワンキルを決めたりするデッキが多いのが原因でもありますが・・・」
「がおー」
「閃刀姫の爆発力はあるし強力だけど『誘発や除去をすり抜けてしまえば勝てる』のは明白。
しかもトップメタという面ですくみを作ろうとする為にサンダー・ドラゴンというメタデッキ等も増えてるから『閃刀姫の制限』を緩くしつつも良環境へ戻す動きがあったのは良かったわね」
「サンダー・ドラゴンが出る前は『閃刀姫禁止ルート』でしたが明らかに売上げの落ち込みを意識して『強力なカードをメタする工夫』が見られるゲームになりましたね。結果としてそれが世界大会の分布図に現れたわけですけど」
トップ環境のカテゴリーにどう影響するのかも気になる所ですが、トロイメアリンクの脅威も含めてエクストラが『ソリティア盤面には十分な量』であるのも否めないでしょう。
遊戯王の環境は残り数ヶ月で変わる?
遊戯王/シークレットレア/フレイムズ・オブ・デストラクションFLOD-JP044 [シク] : トロイメア・ゴブリン
「そんな中で更にリンクモンスターに新規を持って来るのか・・・という期待もあるのですが、リンクも実際は2年目に突入する「成熟期」一歩手前まで来ているのが事実。
もっと言えば、環境デッキにおいて『トロイメア・ゴブリン』みたいなカードが出ているのにココからわんさかと汎用カードを刷られてもどうしようもありません。
リンクを推すと今度は新ルールの際に『規制が強くなる』だけでしょう。
リンクの赤字等を踏まえると遊戯王側としても『競技性を上げている』事を掲げているのは明白ですから、2018年の残りのパックでは物凄く環境が変わらないのでは?と示唆したい所です」
「が、一つ懸念する材料があるとすれば『エクシーズをメインとしたデッキ』の追加&デンジャーデッキ+暗黒界が環境トップに来ると理解した上での新規を刷るのかは身ものです。
暗黒界であれば悪魔族のリンクモンスターだけで十分ですからね」
「シンクロはリンクで向かい風まっしぐらだったけどハリファイバーで無難に強化されたもんね。エクシーズはリンクモンスターと違って、『墓地へ送る』部分が共有しづらいから今後の強化が待ち遠しいわ」
「実際に新規で救済は来ると思うんですけどねー。さてさて、そんな裏事情を踏まえつつ、現在の環境を見ていきましょう」
遊戯王 環境トップ 閃刀姫
「遊戯王の環境デッキにおいて外すことが出来ないデッキがこの閃刀姫デッキでしょうか。未だに遊戯王の環境トップにいるデッキの1つで、インタビュー等でもあるように『一番メタされるデッキ』であることも見逃せません。
魔法に依存しているのも痛手ではありますが、それも見越したサイドの投入は強力ですね。制限が10月の制限改訂でも緩かったのもありましたが、世界大会等でも優勝には及ばなかったりしたりまだまだ余力や強化を残している状況が現在の状況だと思ってます」
遊戯王/ノーマル/デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズDBDS-JP035 [N] : 閃刀機-イーグルブースター
「因みに閃刀姫自身の強さ以外にも『閃刀魔法』等も最近は注目されていますわよ。持久戦に特化した動きは中盤以降で強くワンキルやライフを削る手段をリンクモンスターで得ている事。
また、閃刀姫との出張で合わせた『トリック閃刀姫』等のデッキカテゴリーが優勝したりと性能的にも強いんですよねーこれが(´・ω・`)閃刀機-イーグルブースターの様に『耐性付与等が注目される』事もあるのは先月の大きなニュースでしたわね」
「確かに閃刀機-イーグルブースターの汎用性は今注目されていたりするわよね。現在では純構築以外にも構築案が結構あったけど、攻めきれるかが焦点になってるわよ」
「見逃せない点は多々ありますが、まだまだ環境トップなのは間違いないデッキです。ただ過信は禁物で誘発を飛び越えられたりと無敵ってレベルではなくなりました。
適当に破壊効果を使うとやぶ蛇が飛んできたりもしますしプレイングが重要なのは兼ね変わってなさそうです」
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遊戯王 環境上位(環境デッキ数 2位) オルターガイスト
「フェイカー握れば勝てる
って言えばかなり怒られるカテゴリーですが、フィールド魔法の《魔法族の里》によるメジャーどころの閃刀姫をメタっている面や、数々のメタカードの応酬によりまだまだ現役といえるデッキの1つでもあります。
遊戯王の環境で2018年と言えば閃刀姫とオルターガイストの2TOPという印象が強かったりしますね」
「確かにコントロール色でスタンダードという立ち位置に近いデッキというのもあって人気なデッキよね。
中古遊戯王/スーパーレア/エクストリーム・フォースEXFO-JP046 [SR] : オルターガイスト・ヘクスティア
プレイングが全てという訳ではないけど、環境デッキにおいて重要な『メタ要素を入れつつ相手ターンで無効・妨害が出来る』デッキとしてはトップクラスの器用さを持っていると思うわよ。
実際に閃刀姫の対面では五分五分という印象もあるし、《オルターガイスト・ヘクスティア》という切り札もいるからフェイカー以外のカードも注目して戦わなければならないの」
「新規カードを取り込んだデッキも上位入賞されていたりしますよね。
《幻創龍ファンタズメイ》の採用もチラホラ見受けられたりしますし、周辺の環境によって使い分けられる良いデッキじゃないかなぁと思います」
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遊戯王 環境上位(環境デッキ数3位) 剛鬼
>>剛鬼 カテゴリーの記事一覧 - まいログ 遊戯王 デッキ集&TCG考察室
「剛鬼という名のトロイメア。
というのもありますが世界大会での優勝もあり、強力なデッキになったなぁという気持ちもある反面弱点だった『リンク2等の展開が出来れば強いよなぁ』というデメリットを回避してくれたデッキでもあります。
ソリティアの代名詞とも言えますが、実際に最近のデッキでは制限解除された《SRベイゴマックス》等を筆頭にランク3からの動きなどをメインとした展開や《ネオスペース・コネクター》とかも採用されたデッキが登場したりと展開できるものであれば何でも吸収している現状もあります」
「完全にトップデッキと違って『展開してごり押す』デッキの1つになっているわね」
「環境トップではスタンダードという背景もありますが、実際はこれらのカードを採用したソリティアが強力なのはいうまでもなく、『誘発を祈る』タイプのデッキでもあります。
遊戯王OCG側として規制が強く入るタイプのデッキですが・・・回し方によって『HERO剛鬼』が影響してアライブの規制が入ったりと『根本的に規制が入りづらいテーマ』となっています」
「というかアライブ返してよぉぉぉ!!ってなる気持ちもありますけどね!HERO環境戻ってこい!」
「因みに先行での展開は勿論、最近はグッドスタッフリンク等のデッキも登場しているので『環境において何を規制するのか』は焦点になりますの。誘発1枚を突破する理由は『召喚権を残しても動ける』という点。
バーン等は無くても相手は何も出来ないという状況に追い込まれることが多いデッキですわよ」
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遊戯王 環境上位(環境デッキ数4位) 魔術師
魔術師 カテゴリーの記事一覧 - まいログ 遊戯王 デッキ集&TCG考察室
「実はまだまだ現役の魔術師デッキ。
中堅以上の実力はまだ秘めていて、使用者が一時期は減ったもののまだまだ数が多いカテゴリーでもあります。この魔術師デッキは『覇王』『EM』『Em』など出張カテゴリーを多く積めるほかに《霞の谷の巨神鳥》を採用した『巨神鳥魔術師』が結果を出したりとペンデュラム自身のインフレを感じさせられるテーマでもあります。
遊戯王/レア/DUEL TERMINAL クロニクル2 混沌の章DTC2-JP019 : 霞の谷の巨神鳥
こういった最上級モンスターを活用出来るのは現在の環境デッキでは珍しいかもしれません。魔法カードという面では閃刀姫等のメタに引っかかりやすい一方で、 覇王眷竜スターヴ・ヴェノムがまだ禁止カードになっていないという強みもあります」
「個人的に応援したいデッキなのよね。魔術師デッキは基本的に2018年10月の禁止制限 ( リミットレギュレーション )には規制が入らなかったんだけど、他の環境デッキに規制が入っちゃったから強くなっている印象が強いデッキでもあるわ。
チューナーはハリファイバーへ以降出来る面や、覇王魔術師などが現在は人気になっていて制限になっていても補填出来る強力なカードプールが強さの秘訣よ」
「海外では禁止カードも多く、厳しいですが日本ではまだ制限が緩いという面もあるのは嬉しいですね。
2018年の環境では主に主人公デッキという面で活躍しているのは魔術師がメインかもしれません(´・ω・`)ジャンドとかも最近は見かけますが、純構築という面でのポテンシャルは高いと思いますよ!」
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遊戯王 環境上位(環境デッキ数5位) トリックスター
「トリックスターデッキはメタバーンという立ち位置だけでなく、最近では閃刀トリックスターであったりメタビート的側面を見せたものが多く登場しています。
特にメタ要素を多く積める点や、エクストラターンでの優秀さ。またジャックナイツトリックスターの様な後攻重視と合わせたり可能性がある事が多いカテゴリーでしたね!」
「様々な要素に対応できるデッキの1つとして注目したい所ですの」
「実際に初心者におすすめなデッキだし、ヒロインだし。更に優秀で欠点を感じさせない点が良かったわよね」
「キャンディナ等のサーチ+ビートダウンでライフを持っていけるというのもあって『優位に立ちやすい』のもあるんですよ。
それにエクストラに関してもサイバー・ドラゴンを採用すれば問題ないし、相手の門スターがどれだけ強くでもグラットンで封じこめたり。後可愛さとかでもトップクラスですし(閃刀姫レイというライバル)、今後が楽しみではありますね」
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遊戯王 環境上位(環境デッキ数6位) 恐竜サンドラ+サンダー・ドラゴン
「またまたジュラックが高騰するよぉ~って事で現状のダークホースと言えばこの恐竜サンダーとサンダー・ドラゴンデッキです。
この2種類は主に『除外等を活用する事』で注目されていましたが、相手にドロー以外で手札にカードを加えさせなかったりする《超雷竜-サンダー・ドラゴン》を中心に、召喚獣を採用して盤面を強固にしたり恐竜サンダーとして戦ったりと幅を利かせるデッキに現在はなっている模様」
「恐竜サンダーは事故率が高いものの、相手を圧倒するには十分な位の性能を持っているわ。今年の夏は荒れるなぁと思っていたら案の定環境に来て大暴れしてるって感じね」
「サーチメタが有能なのもありましたが・・・現在では終末の騎士やデストルドーなどのメジャーな展開術も採用できるのは注目しないといけないですよね。
後は制限改訂によって若干弱体化はしたものの、リンク・ヴレインズ・パックにて新規が出るのも確定していますし・・・。破壊だけでは突破出来ないという大型というのがかなり厄介だなぁと感じた1枚です」
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遊戯王 環境上位(環境デッキ数 7位) アンデット族デッキ
「9月登場のストラクチャーデッキから強化されつつあるアンデット族デッキも現在は環境入りを果たしているデッキだったりします。
流石に強化が多かったなぁ・・・と思ったのですが、アンデットには元々アンデシンクロ等の歴史があったりするので『地盤が強い』デッキと思ってます。
ドーハスーラ等『フィールド魔法に依存したデッキが返り討ち』である面は強力ですね。閃刀姫では墓地除外も行えますがメインでそれを採用しているデッキは皆無ですし、何かしらドーハスーラを止めたとしてもアンデット族自身の展開力を誘発なしで乗り切れるのが難しい(´・ω・`)」
遊戯王 環境上位(環境デッキ数 8位) ガンドラ1キル
遊戯王/KCレア/劇場版「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」週替わり入場者プレゼント第1弾MVPC-JP001 [KC+R] : 破滅竜ガンドラX
「そんな考察を一瞬で振り切ったデッキがこれ。ガンドラ。
えっ。自分が寝込んでる間に守護竜と共に活躍したの?ってデッキです。実際に内容はガンドラデッキによる先行のワンキルバーンが主軸の様子」
「僕帰ってきて良かったでしょ?」
「いや!まぁそうなんだけど!という訳で突如登場したのがこのガンドラデッキです。収録もさる事ながら再録されず、ワンキルパーツとして有用な事が判明し現在はコンセプトパーツとして採用される事となっております。
今後このデッキタイプは追って行こうと思いますよ!」
追記 追いました。
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