「デュエルマスターズの6thdpも終了し、各種環境デッキがどんな感じなのか。チーム戦ゆえに個性的なデッキも登場した今大会。次回の2ブロック構築に先駆けてどんなデッキが登場し、デュエマの環境を変化させていったのかの考察を色々としていこうと思うわ」
「やっぱりジョーカーズは強いけど印象的でしたね。ただしベスト8に二人入っている事から個人的には『環境の中心となる存在』だとも感じました。そんなデュエルマスターズの中から環境デッキ等について色々と考えてみようかなと思います。ココを中継としていくって感じにしようと思ってますので、宜しくお願いします(´・ω・`)ノ」
■ 現在のデュエルマスターズの環境の流れ。トップ8について。
「さて、現状を6THだけで振り返るのはどうかなーと思うんですが、今回はこの中からの状況も踏まえて見ていきたいなと思いました。チーム戦ってのもあるので明確なアーキタイプの強さは少し触れられないんですが、特にデッキタイプの種類の多さが魅力的にもなってるのが特徴と言えるでしょう。
- ■ ジョーカーズ:49
- (《ガンバトラーG7》型:41、《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》型:8)
- ■ ドギラゴン剣:27
- (光水火:15、闇火:5、闇火自然:3、光水闇火自然:3、火自然:1)
- ■ シャコガイル:22
- (光水闇自然:22)
- ■ ミラダンテ:24
- (光水闇:13、光水:5、光水自然:4、光自然:2)
- ■ 墓地ソース:19
- (闇水火:19)
- ■ デ・スザーク:15
- (闇:14、闇火:1)
- ■ ハンデス:7
- (光水闇:7)
- ■ バイク:6
- (光火:6)
- ■ ヴェスパー:4
- (水自然:4)
- ■ ブライゼシュート:4
- (光水闇火自然:4)
- ■ ジャバランガ:2
- (水闇火:1、水闇:1)
- ■ 5色コントロール:2
- ■ モルトNEXT:2
- (火自然:2)
- ■ その他:9
「物凄く多いわよね。各種コンボデッキに加えて速攻デッキも多く登場している。そんな中でコントロールが上位を取るってのは大きかったけど『ビートダウンの速さとかET(エクストラタイム)の考慮』とかも重要だし、結果的に1番を決める事は出来ないと思うわ。
その代わり、ジョーカーズやドギラゴン剣だけのトップ環境を締めるという結果にはなってないので『どこかしら運・プレイングも重要な良環境』となってるのは見逃せない事実。特に理想的な3Tで勝負を決めるってのも運要素だし、妨害を2ターン目からも出せる現状もあるからその点だけは見逃してはいけないポイントだとも思う」
「特にジョラゴン型とTIER1のガンバトラー系列のg7ジョーカーズは大きいのですが分母的なお話をすると誰もが予測出来た事なので『速攻を押し返すか、巻き返せるのか』の考察として考えたほうが良いのだと思います。
その上で優勝したのはコントロールデッキ。つまり速攻に対しては明確な答えが十分に出来ている感じもしました。先手ヤッタレのムーブが決まっても対策方法はあるし『完全な動きを3人中2人が出来れば勝てる』チームにするのかっていう戦略もあると思います。それを妨害し動きを止めるというチームも出て来るのでこういったデッキだけではない戦略も見逃せない点でしょう。除去があるとも思っていましたしチーム戦となるとなおさら『上位アーキタイプの対策は万全』でしょうからね。」
「理想が毎回続くわけではないってのもカードゲームの醍醐味だもんね」
環境デッキその1 ジョーカーズ (《ガンバトラーG7》型:41、《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》型:8)
『まずは言うまでもない新人カテゴリー、『ジョーカーズ』です。1年目も相当やらかしましたが恐らく公式側も意図して『環境の基盤を定めている』用で、今回もキラータイトルとしてご登場です。
ジョーカーズデッキは基本的に《ヤッタレマン》と《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を起点として2ターン目から動くタイプが主流でしたが、現在はカードバリエーションが増えて1ターン目から《はずれポンの助》を出していくタイプなどが増えつつあり、戦略に多様性が出てきました。
勿論動きが強力なのは言うまでも無いんですが、ミラーマッチでは4ターン目位に盤面が揃いきって勝っている盤面も多いので速攻と環境を兼ね備えた理想的なタイプのデッキと言えるでしょう。勿論《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を殿堂入りにすれば一気に弱体化するという問題も抱えているのでバランスも取りやすいという公式の裏事情も合ったりするのは否めませんが・・・」
「後は明確にトリガー次第で打たれ弱いってのはあるから、全力で攻撃を仕掛けるデッキじゃないと辛いってのもあるのよね。ニヤリーに加えて今は《ガヨウ神》が登場してるけど手札枯渇を行ないやすい3~4マナの現状で、ハンデスをピンポイントで喰らったら本気で辛い。逆に決め切らなかったらやられるというのもあって、『立て直す強さを2年目で得たけど・・・』という問題を抱えているデッキだとは思うわよ。MTGで一番怖い事って6色目を出すって言ってたし恐らくココは慎重になってるんじゃないかなって思うわ」
「後見逃せないのは『盾を気にせず殴れるクリーチャーや呪文の存在が大きい』ですね。コントロール型のジョーカーズでは今後《ジョジョジョ・マキシマム》やマンハッタンは注目株になって来るでしょう。
《あたりポンの助》や《消王ケシカス》等相手のマストカウンターを止めればっていう何故か遊戯王みたいな事をし始めているのが現状ではあるんですが、ケシカスの効果でも昨今有名な《斬隠蒼頭龍バイケン》等を含んだ青入りのミラダンテ系列には無力なのが痛い所でしょうか。
こういった面も多いですが無難に強く、キラーのメガマグマやカナシミドミノなどを対策出来るようになった事が追い風だと思います。今後はコントロール面でも対応が出来るようになってますし今後の驚異的なクリーチャー、 《ジョット・ガン・ジョラゴン》の活躍も注目したいところ。
各種アーキタイプにはまだ参入はして無いんですが2ブロック構築では驚異的になる可能性があるのは否めません。現在のG7ジョーカーズと合わせてトップ環境を取れるのかを今後は考察していきたいですね」
■ ドギラゴン剣:27 (光水火:15、闇火:5、闇火自然:3、光水闇火自然:3、火自然:1)
「私が復帰のキッカケになったアーキタイプの1つでもあるドギ剣。2017年に世界大会を優勝した時から更に動きが器用になっているのが特徴です。環境に拍車をかけた大きな理由として《龍装”チュリス》の登場が非常に大きかったのは言うまでもありません。判明当初はドギ剣の殿堂入りも現実を帯びてきているなぁと思ったらその後にハンデスや盾の厚みで勝負したコントロールの勢力が伸びてきており、オリオティスジャッジ等のメタもトップ層では入ってないのが現状です。
R/火/[DMRP-04B]新4弾 誕ジョー! マスター・ドルスザク!! ~無月の魔凰~16/61 [R] : “龍装”チュリス
驚異的ではあるんですが3Tに特攻するタイプで攻めて行くと盾を意識したデッキには辛いという背景があり、スタミナが無いタイプのドギ剣では黒を投入したロージア等のハンデスに弱いのでは?という疑問もあります。ラフルルの殿堂入りもあって明確なキルルートを確立する対処を赤青バスターではワルスラSで突破していますが、ここを序盤でどう乗り切るかが勝負となりそうですね」
「結局ここはスタミナ重視という面もあって速攻で仕掛けていく+オニカマスの強さが良く分かる結果になってるのは面白いわよね。特に2コスト面で既に動けるデッキなのもポイント。
除去が辛い。尚且つタップインに明確な答えは出てないけどその前に決め切る強さがあるのがドギ剣の魅力でもあるし多色ゆえの多彩な戦略を見せれるのも強みだから、戦略的に戦いたいけど同時に攻めも強く出たいって人にはオススメ。デュエマの環境指標としてモルネクと同じ様に並び続けるデッキだと思うわ」
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■ シャコガイル:22 (光水闇自然:22)
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「アナカラーシャコガイル・・・身内界隈では人気なカテゴリーの1つで、恐らくジョーカーズにはある程度返せる実力とビートダウンに対して明確なメタカテゴリーの回答となっているのが背景にあるのだと思いました。
これとデスザークは非常に凶悪である程度序盤をしのぎ、中盤辺りでは《ロスト・ソウル》で手札を飛ばすってのが主流になっています。革命チェンジ系のデッキは革命を起こすのに2枚以上のカードが必須となりますので必然的に先撃ちされると辛いっていうのがあるんですよね。
また手札補充を思いっきり行なうデッキも増えていて、それらを一気に飛ばす他、明確なハンデスでバイケンだけを出されたときのある意味ちゃんとした対処方法としても有効な面が多いです。ただしそれでもゴリ押しには脆い点もあるのとマナの色調整などが難しかったりします。ただし防御型が有利という面やチーム戦においてTOP8以上の中でも多く見られたのは言うまでも無い事実。
今後コントロールデッキの1つとして登場して欲しいなーとは思ってます」
「トップデッキ勝負ってのを一番迫れるから、こちらはそれに合わせて相手の出鼻を挫いてさえしまえば良いって面が強いのは良いわよね。
中古デュエルマスターズ/R/水/[DMX12-b]ブラック・ボックス・パック75/??? [R] : ストリーミング・シェイパー
現状では、『相手ターンに動ける事が多い』っていうのが根底にあって速攻で決め切ったとしてもSトリガーも厚い。そういった面も含めて今後の環境の1つとして考えたいデッキとしては十分な強さがあると思うわよ。
その代わりハンドを増やす手段をハンデスを喰らっている状況を手札次第では少し難しかったりするのが辛いわよね《ストリーミング・シェイパー》が殿堂入りとなっている今、更なるドローソースを水上第九院 シャコガイル前に得れれば・・・というところ。呪文封じ+ビートを行なうデッキには脆いけどハンデスを着地させる、サイクリカで呪文利用とプレイングで対処したいわね。ワルスラSからのビートはSトリガーで対策出来ればという感じかしら?」
rakuten:mediaworldkaitoriworld:10144533:detail
デュエルマスターズ新3弾/DMRP-03/S3/秘/SS/水上第九院 シャコガイル
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■ ミラダンテ:24 (光水闇:13、光水:5、光水自然:4、光自然:2)
「グローダンテもとい、ドギラゴン剣の次世代環境を揺るがす白デッキ。それがミラダンテデッキです。しかしながら《時の法皇 ミラダンテXII》デッキと言いつつも実際は《真・龍覇 ヘブンズロージア》とか《煌龍 サッヴァーク》等のカードを採用し、《ブレイン・タッチ》等の凶悪なハンデスを採用している光、水、闇の3色で組まれたドロマーミラダンテ(ドロマーロージア?)というデッキが上位に上がっている様子です。
昔からお使い含めて「超次元ドロマー」の有名なアーキタイプが登場していたりと除去コントロールに近いデッキに仕上がっています。
普通に個人的には強いなぁと思っているデッキで正直『今後規制に合うデッキの1つ』と踏んでいます。除去の白サッヴァークもですが、Sトリガーも若干多く入れる+仕込めるのが特徴。《青寂の精霊龍 カーネル》や《音感の精霊龍 エメラルーダ》等の5マナでの白ドラゴンの存在も強く革命チェンジを狙いつつ防御力を上げていけます。《コアクアンのおつかい》がドローソースとなっておりハンデスにも強く出れる面もあるのは良いですよねぇ(´・ω・`)」
■ 墓地ソース:19 (闇水火:19)
VIC/火/[DMEX-01]ゴールデン・ベスト56/80 [VIC] : 暴走龍 5000GT
「5000以下をシャットアウトする《暴走龍 5000GT》をはじめ、クリーチャーを破壊する効果が魅力的。単純に《プラチナ・ワルスラS》《百万超邪 クロスファイア》でビートするプランから各種墓地肥やし&除去が出来るなどスタンダードな戦い方から大型モンスターが飛んでくるっていうスタンスを取れるのが特徴よ。
墓地を肥やすスピードも昔よりドンドンと加速していて、環境に昔から存在しているアーキタイプの1つね」
「長年の愛用者は多いですよねー。最近はパワーカード的なものの存在が多く、理想的な回し方の対処が出来ない可能性があるってのは若干辛いところですが、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》等新規カードを上手く組み込めるようになっており順調に強化がされています。
後ある意味で環境デッキの中でもトップクラスに歴史が長いデッキでもあります。殿堂入りが怖い&長い間同じデッキを使いたい人にとってはオススメしたいデッキですね」
rakuten:mediaworldkaitoriworld:10212121:detail
■ デ・スザーク:15 (闇:14、闇火:1)
MDS/闇/[DMRP-04B]新4弾 誕ジョー! マスター・ドルスザク!! ~無月の魔凰~MD1/MD1 [MDS] : 卍 デ・スザーク 卍
「個人的に所有していて交流の際に使っているのがこのデスザークデッキです。デスザークは基本的に『除去と展開。タップインの兼ね合いが強力』なアーキタイプだと思っていて、一気に体勢をひっくり返せるという強みがあります。
特にタップインはジョーカーズには天敵過ぎる1枚。2ターン目辺りから除去カードを打てる強みもありハンデスを行なうことでコントロールデッキのカードをピンポイントで落とせば勝てるという側面もあります。思いっきりドローするデッキには脆いものの、《爆霊魔 タイガニトロ》等の強力なハンデスを継続して続けられる他にリバイブホールの採用でキーパーツを回収。
魔道具等を2体出せばそのまま無月の門による除去。新カード《無明夜叉羅ムカデ》によって攻撃しながら安定してハンデスという脅威も得て更に強くなりました。
中古デュエルマスターズ/SR/闇/[DMRP-05]双極篇 拡張パック第1弾 轟快!! ジョラゴン GoFight!!S6/S10 [SR] : 無明夜叉羅ムカデ