【炎王】初動で有名【炎王出張】の展開と回し方・対策について振り返り。
マスターデュエルでも暴れそうな炎王出張の攻略・倒し方やおすすめの対策カードを紹介&考察!遊戯王やマスターデュエルで遭遇して強力と感じた炎王の対策や除去手段に関してまとめ。メタ要素として非常に強いギミックなので気になる人はどうぞ。
【炎王デッキ出張】とは
【炎王デッキ】は炎属性で破壊する効果と合わせて展開する事が得意なデッキです。ガルドニクスを起点に破壊蘇生を繰り返して盤面を除去しつつ打点を合わせていけるかがカギです。
「盤面除去と合わせて攻撃できるのが魅力なデッキでしたね。
「炎王の動きは【スプライト】デッキとかに強そうに見えるけど除去に弱いのが難点ね。デッキのコンセプトとしてもミラーマッチで致命的だったりするしゲーム性としての側面がどうしてもあるからしっかりとメタを組んで戦いたいわね(。・ω・。)」
☆最近出たおすすめデッキを紹介
「炎王デッキ」デッキ概要・評価・対策
【炎王デッキ(ぴゅありぃデッキ)】
評価 | ★★★☆☆ |
---|---|
作成コストの目安 | 1~2万『相場は普通』 |
扱いやすさ | ★★★★☆ |
「炎王デッキ」のコンセプトは《炎王》から急襲まで繋げる事。また後続のランク8の《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》から完全除去まで持っていかれてしまいます。
ただし《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》に関しても《炎王》&《炎王炎環》のサクリファイスエスケープが出来るのが魅力ですが基本的には破壊する効果が前提になるものが多く、打点で突破するというよりかは防御が弱いのが難点。ゆえに打点を補助出来るカードだったりするものや効果を止めておきたい所。
《真炎王 ポニクス》のループはしんどいものの《炎王神獣 ガルドニクス》など次のターンで展開して盤面除去して特攻みたいな動きなので『効果無効や妨害布陣』に弱いのが難点でした。スワローズネストでの連撃であっても脆く手札枯渇が多い上。金満でのドローソースとエタニティが相性悪く使いづらいですし、《炎王神獣 キリン》などのキーカードをどう使いこなせるかが重要視されそうですね。
【炎王デッキ】回し方・動かし方展開など
- 炎王デッキのコンセプトは【炎王】とエクシーズを駆使して戦うテーマデッキです。
炎王モンスターの効果と種類を駆使して戦っていくのがポイントになっています。初動は何かしら炎王で対応したカードを使いこなす事が大事です。
フィールド魔法と炎王モンスターを盤面に出しておいてエクシーズ素材を貯めていきましょう。使い勝手と感想はこちら。
- 《炎王》
【炎王デッキ】回し方その1:《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》で全体除去を目指す
エクシーズ・効果モンスターランク8/炎属性/炎族/攻3000/守2000
レベル8モンスター×2体以上
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがX召喚した場合に発動できる。フィールドの他のモンスターを全て破壊する。
(2):このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、このカードの攻撃力を500アップする。
(3):X素材を持っているこのカードが破壊された場合に発動できる。このカードが持っていたX素材の数まで、自分の墓地から「炎王」モンスターを特殊召喚する。
「エクシーズ召喚に成功したら他のモンスター全てを破壊する効果。更にエクシーズ素材を取り除いて魔法罠を破壊して打点アップ。エクシーズ素材を持ってると墓地からそのまま炎王を出せる効果を持っています。ランク8エクシーズとしては汎用っぽい便利な効果。エクシーズ召喚だけがトリガーなのでレベル8デッキで盤面を作れるかがカギになりそうですね」
炎王炎環のシナジーは忘れてはいけなさそうね。
この点含めても盤面を展開する上でレベル8のエクシーズ召喚が必須になったわ。逆に言えば破壊するカードに加えて《炎王》&《炎王炎環》のサクリファイスエスケープが出来るのが魅力かな。
遊戯王/N/ストラクチャーデッキ-ソウルバーナー-SD35-JP028[N]:炎王炎環
最悪破壊されたカードを炎王炎環で展開できるようにすればそのまま盤面ケアも出来るのは便利ね。
「炎王デッキではエクストラ無しで戦う方向性ではなくてランク8で破壊するトリガー効果を更に扱いやすくしてるのが特徴ですわね」
「まぁ爆発に対応してたとしてもガルドニクスは対応してないのがしんどいんですけどね・・・シンクロもそうですけど今回はランク8を立てるのが前提になっているので、既存の炎王デッキとは大きく毛並みも変わっています」
【炎王出張】対策まとめ
炎王デッキの対策は墓地肥やしをさせない除外効果を使わせるの事で対策出来ます。墓地から一斉に展開するテーマであり、除外する事が出来れば強いのですが自分フィールドに「王の棺」がある場合に墓地展開できるので最優先で王の棺を除去する事だけ考える事で簡単に対策可能。
【炎王出張】対策その1:特殊召喚を誘発で止める。
炎王の効果は、展開の最終着地点で妨害布陣を出されるので、ある程度の主要パーツを止める必要があります。注目点は特殊召喚の回数と展開を何処で止めるかです。
破壊耐性は出来てしまうものの、リリースだったり耐性をすり抜けるか色々と除去をしていくしかないのもしんどい所ですね・・・。
【炎王出張 対策】次元の裂け目など除外コンボを活用する
墓地活用カードとして魔法罠は除外されないけどモンスターをしっかり除外出来る便利なメタカードです。マクロコスモスと一緒で速攻性で打てる点やうららを喰らわない点などが評価点。他にもメジャーなモンスター活用デッキに刺さります。
ただし先行で貼る必要があるのでマッチ戦が組めない大会やマスターデュエルでは若干運ゲーになりがちです。魔法回収という面ではマクロコスモスの方が適正かもしれません
次元の裂け目 永続魔法
このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。
マクロコスモス 永続罠
1:このカードの発動時の効果処理として、手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。
2:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
墓地活用デッキに刺さる他、モンスター効果での除外ではなく相手ターンでカウンターで使う事も可能な1枚。除外コンボで使ったりもしますがほぼデッキに刺さる点は一緒であり、魔法罠もこっちはしっかり除外してくれます。
ただし次元の裂け目同様『自壊させる手段がない』点は注意です。
【炎王出張 対策】墓地除外や無効効果カードで止める
速攻魔法
②のカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、
②のカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。
その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。
②のカードの発動に対して、相手は②のカードを発動するために墓地へ送ったカードと
元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。
「禁じられた一滴は、『相手に効果を使わせない』プレイングとして重宝します。また、デッキコンセプト的に言えばシングル戦で後攻のまくりに使える事で、マッチ戦でも対策は困難だったりするカードなので色々と作っておきたいカードの1枚だったりします。
効果をチェーンさせないのでバロネスとか他の妨害もしっかり除去が出来ます。ある意味では有益なカードなのでシングル戦のマスターデュエルとかでは必然的に作っておきたいカードです。
D.D.クロウ
《D.D.クロウ/D.D. Crow》効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):このカードを手札から墓地へ捨て、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
効果を無効化したわけでないもののチェーン除外により対象に取ったカードを除外させてしまい効果を不発にする事が出来るカード。イシズティアラメンツなどのメジャーテーマ全てに刺さるカードですが「単純に墓地除外カードとして使う」のもあり。
再利用させないという動きと融合タイミングで除外させて効果を不発させるなどの使い道が友好的です。
汎用手札誘発の対策
灰流うらら
《灰流らら/Ash Blossom & Joyous Spring》 チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
うららは初動や墓地送りの初動を止める事が出来るカード。デッキコンセプトとしてサーチや初動を止められるとしんどいカードも含めて「墓穴で止められた場合でも実質2枚のカードを消費させている」ので後攻でも捲りかえしやすくなります。
該当カードではサーチや墓地送りカードも存在するので止めるとワンキルや妨害布陣を作れるデッキの場合1・1交換でこちらが優位にワンキルを決めやすくなりますが、デッキの握り次第では単純なアドバンテージ差で負ける事もあるので注意したい所です。
増殖するG
《増殖するG/Maxx "C"》 効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、
自分はデッキから1枚ドローする。
特殊召喚を多用したり、単純に1・1展開に対してドローソースになり得るカード。盤面を整えるデッキの他相手が自分のターンで打ってきた場合にもけん制として使えます。
無限泡影/Infinite Impermanence
《無限泡影/Infinite Impermanence》 通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
自分や相手ターンに打てるヴェーラー。初動やメタカードとしても有用でモンスター効果を止める系のカードに対して非常に有効な手段になります。
また、盤面にカードがない時以外ではリンク召喚などの場所に打つ、永続魔法罠のラインに打つことで間接的に1ターン効果無効を仕掛ける事が可能なので非常に重要なカードになりそうです。
エフェクト・ヴェーラー
《エフェクト・ヴェーラー/Effect Veiler》 チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズに、このカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
ヴェーラーは相手メインフェイズのみなので無限泡影が優先されがちですが、自分のデッキに永続魔法や罠がある場合はライトニングボルテックスのようなデメリットに引っ掛からない点で採用されます。
墓地送りになってしまうのでアトラクター含めメタカードと併用が難しくなりますが持っておいて損がないカードの1枚ですね。
ディメンション・アトラクター
《ディメンション・アトラクター/Dimension Shifter》 効果モンスター(準制限カード)
星6/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2200
(1):自分の墓地にカードが存在しない場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
次のターンの終了時まで、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
自分も墓地活用しないデッキに限られますが墓地展開を確実に封じる1枚として重宝される1枚。除外される効果になるのでメタファイズ芝刈りなどコンボが出来るものはあれど『ほぼデッキに刺さる性能』なものになっています。
ただし自分のカードも除外されてしまうので次元の裂け目などのカードと一緒で自分のデッキを使う場合を考えないといけないものの、1ターンのみ使えるという点で遅延させる動きで使うなどもあります。墓地にカードがない事が前提なので2ターン目以降は腐る可能性があるのがしんどいかもしれません。
【炎王出張 対策】展開の合間にニビルで止める。
原始生命態ニビル
Nibiru, The Primal Being 星11 光属性
岩石族 ATK/3000 DEF/600
②のカードの効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:メインフェイズに、②のターン相手が通常召喚・特殊召喚を5回以上行った場合に発動できる。フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、②のカードを手札から特殊召喚し、「Primal Being」トークン(岩石族・光・星11・攻?/守?)1体を相手フィールドに特殊召喚する。②のトークンの攻撃力・守備力は、リリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力を合計した数値になる。②の効果は相手ターンでも発動できる。
「最近たまに出されるとビックリするニビル。デッキ構築として見ると全てのデッキには刺さらないものの、対策しないとたまに詰むカードでもあります。
分かりやすい対策としては5回目までの特殊召喚で先に効果無効モンスターを立てる事にあります。セフィラエンディミオンでの《魔導獣キングジャッカル》、バロネスでの対策などマスターデュエルではもう少しすると簡単に耐性を付けられてしまいます。
一方で、チェーンに乗るので対策がしやすく、その上で相手がメインフェイズで無いとな反応出来ないデメリットをかいくぐりたい所。
今回の炎王デッキはランク8をバンバン展開していくデッキなので5階の特殊召喚もかなり範囲内になっています。ラビオンデッキ展開から繋げるときにメタが張れるかがカギになってそうです。