遊戯王初代カードのパックの歴史は1999年2月4日に始まった――。復刻となった記念すべきパック第一弾。初パックでありながら収録パックの中身は詐欺パックだったのを覚えています。
「いやぁトンでもないことになってますね。再録界隈では。
という事で今回は初代カードのリスペクトって事で第1期第1弾となるこのパックの当たり・収録カードと共にいろいろと思い出を語ろうと思いますよ」
「なぜか年齢がばれる話題ですわよね」
「それは内緒でね!
実は初代の遊戯王のパックって今と違って非常に収録カードの種類も少なかったんです。
パッケージイラストには漫画の5巻のイラストを使っていたりと漫画版に忠実な仕様でした。
原作5巻の表紙+ブルーアイズが書かれていますが・・・実は《青眼の白龍》はSTARTER BOXに入っているんですよね。当時入っているのでは!?と期待して剥いても出ないという事件が周りで起きたのは覚えています」
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > 少年 > 集英社 ジャンプC
- ショップ: エンターキングオンライン
- 価格: 118円
「原作からは遊戯・海馬・城之内の使っているカードが入っているらしいですが、基本的にエースカードはvolごとに分配されている感じなんですわよね。今回のパックが剥かれるというよりかはそのまま転売される可能性も高いのでココで一度確認していきましょうってお話ですわね」
遊戯王 vol1。というかこのパックの当たりってなんだったの?
「勿論20周年という事もあって再販されてるとは言え、中身は非常に当たりが少ないパックと言えます。
初期のブラマジ等の当たりは明確とは言え、ブルーアイズのほうが注目されていますし、現状3パックでは当たる可能性が非常に低いんですよねー。と言いつつも実際今でも使えるカードが入っているのはご愛嬌。
例えばですが、《ブラック・ホール》なんかは今の環境でもそのまま使えますし、最悪出れば初期レアの為良いかなーって感じもします。
正直なところ、注目カードと言っても高額カードを紹介するだけになってしましますから・・・なんとも言えないなぁ」
「でも漫画版からのモンスター登場ですから、今から《ブラック・マジシャン》の様に名称でサポートされてたりする歴史があるのは嬉しいですわね。
当初そんな感じもありましたけどTPRGの姿勢を取っていた時代もありましたからこのパックのカードをサポートするカードをもっと出して欲しいですの」
「まぁこの中でカテゴリー化しそうなのはガイアとブラマジだけなんですけどね・・・」
収録カードから当たり・トップレアカード等を見てみる。
- 《怒りの海王》
- 《命の砂時計》
- 《運命のろうそく》
- 《火炎草》
- 《黒魔族のカーテン》
- 《コピックス》
- 《サイクロプス》
- 《サンダー・キッズ》
- 《紫炎の影武者》
- 《死者の腕》
- 《シルバー・フォング》
- 《ダークキラー》
- 《ダーク・グレイ》
- 《悪魔の鏡》
- 《デーモン・ビーバー》
- 《デス・フット》
- 《トモザウルス》
- 《ドレイク》
- 《眠り子》
- 《はにわ》
- 《バビロン》
- 《ヒトデンチャク》
- 《ファイヤー・デビル》
- 《プチテンシ》
- 《プチリュウ》
- 《マンモスの墓場》
- 《闇にしたがう者》
- 《ララ・ライウーン》
- 《暗黒騎士ガイア》 Ultra
- 《ブラック・マジシャン》 Ultra
- 《地割れ》 Super
- 《伝説の剣》 Rare
- 《秘術の書》 Rare
- 《火の粉》
- 《ブラック・ホール》 Super
- 《ポセイドンの力》 Rare
- 《紫水晶》 Rare
- 《猛獣の歯》 Rare
- 《レッド・ポーション》
- 《落とし穴》 Super
「因みに収録カードはこんな感じ。いやぁ懐かしいですね。スーパーレアで落とし穴が入っていたりとレアリティに懐かしみを感じるラインナップになっています。こういったシステム上強化されるカードが入っているのは正直嬉しいんですけど、この当時『落とし穴系列のカードは非常に強い』カードでして、殆どが召喚されたまま破壊された時代でした。
勿論後にサイクロン等が登場しましたけど、《ブラック・ホール》《地割れ》 等で除去してカウンターなどバランスを取っているのが伺えます。大型モンスターを出したとしても『返せる』というのがちゃんと出来上がっていたんだな・・・とちょっと感動していました。
当初周りは落とし穴ツエーだったんですけどね」
注目カードはやはりブラック・マジシャン!暗黒騎士ガイアもそのまま初期ウルトラで入ってるぞ!
「まぁ、注目株ってやっぱりこの二枚ですよね。
価格とかは置いておいても当時出てくる2300と2500っていう攻撃力は破格の数値だったと思いますし、実際後にカテゴリー化される希望の星でもありました。
ウルトラレアって本当箱で買わないと出ないっていう問題を多く抱えていて、それを当時の子供達は買えたのか。また美品であるかなども注目したい点の一つ。
今となっては封入率は確かめようがありませんが、当時のカードゲームの売り場の一部はサーチでも何でもし放題な戦場となっていてルールやマナーが確立されていなかった時代でもありましたから(私の周りだけかもしれませんけど)パックでちゃんと手に入るというのは正直嬉しいです」
「実際それ以外のカードは懐かしいカードが多いのですが通常モンスターが大半なので、デッキを組むという流れのパックでは無いですわね。
その中で面白い歴史やネタが多数あるので、後に色々と語ろうと思いますの」
「あ、今必死にネタ探してる!
って思った人。
半分正解です(´・ω・`)」
2018年8月18日 遊戯王OCG「20th ANNIVERSARY SET」発売
・特製デュエルフィールド(ラバー製) 1枚
・特製プロテクター(100枚) 1個
・特製カードケース 1個
・特典カード1枚
・復刻版「Vol.1」3パック
価格:3500円(税抜)
・『OCG』発売から20周年を記念したデュエリストアイテムのセットが登場
・オリジナルデザインの限定アイテムの他、『OCG』の原点である『Vol.1』の復刻版と特典カード1枚を封入