2024年10月にリリースされた『プロ野球スピリッツ2024-2025』は、KONAMIが手掛ける野球ゲームシリーズの最新作として登場。グラフィックやモードの進化が注目されていますが、過去作との比較では変化が少ないと感じる人も。プレイヤーの感想を基に、ゲームの魅力や課題を掘り下げます。
「白球のキセキ」モードが大好評
本作の目玉となる「白球のキセキ」モードは、プレイヤーが高校野球の監督としてチームを育成し、甲子園を目指す内容。緻密な戦略が勝利に直結する設計がプレイヤーに好評で、従来の「栄冠ナイン」モードからの改善点も高く評価されています。また、試合を1人の選手視点で操作する「フィールドプレイ」の追加で、テンポの良いプレイが可能になっています。
グラフィックとサウンドの進化
雨の表現やベース周りのリアルな質感、AI音声合成技術の導入で、自分が作成した選手の名前を実況が呼ぶなど、没入感が向上。一方で、有名選手の再現度に不満を感じるプレイヤーも見受けられます。
オリジナル変化球の自由度向上
オリジナル変化球のカスタマイズ性がアップし、選手育成の楽しさが増した一方で、期待した軌道と異なる場合に作り直す手間が生じる点は課題となっています。
操作性に対する評価
操作性については守備やカメラワークに不満の声が多く、打撃・投球の難易度も高いと感じるユーザーがいます。特に、過去作をプレイしたファンほど操作に違和感を覚えるようです。
総評
『プロ野球スピリッツ2024-2025』は、全体として順当な進化を遂げた良作。グラフィックや新要素、オリジナル変化球の自由度などが評価されていますが、操作性やUIに対する不満も一部あります。それでも、野球ファンにとっては十分に楽しめる内容であり、さまざまなモードで長く遊べる作品です。