マスタールールの改正で弱体化されたペンデュラムの生きる道は。【雑記】

「うわああああああ・・・ペンデュラムがマスタールールで終わっちゃったよ・・・と嘆きのあなた。実は案外ペンデュラムテーマに関してはまだまだ改善の余地はあるとは言え非常に大きな打撃を受ける事になったのは言うまでも無いと思います。

一方で、そういえばペンデュラムの弱体化はどこでも悲観的に受け取られる事になっていますが、実はそこまでこのルール改正に関してマイナスな意見が非常に多かっただけで真剣に考察している人は少ない印象」

「いや、まぁ・・・確かにペンデュラムが終了したとも言えますが、完全に終了したというのは若干違うのではないか？という事で。

公式のお問い合わせに問い合わせした所

ペンデュラムモンスターがエクストラデッキにある場合ペンデュラムモンスターはEXモンスターゾーンに出るよーと公式裁定を頂いたので確定してしまいましたね」

「私の【イグナイト】デッキがですの・・・」

「あぁ確かにあのデッキは救いようが無くなってしまった・・・本当裁定をリロードしたい。」

「と悲しんでいる場合ではありません。

現状のペンデュラムデッキを中心に今後マスタールールで輝くにはどうすれば良いのかという課題点を少しずつ見返してみようと思います」

 ■　ペンデュラムデッキの強みとは。

「個人的な意見なのですがペンデュラムデッキというのはエクストラデッキからの大量の特殊召喚に加えてＰスケールが揃っていれば大量召喚が出来るというまさに凶悪な【ソウルチャージを何回でも打てる】という怖さが大きいデッキというイメージがあります。

元々言い方は悪いですが、《激流葬》が帰ってきたのもこのシステムのせいですし、なんだかんだでこのＰスケールが揃っているという条件が運が良ければ非常に簡単だったというのが問題だと思っていました。

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が、蓋を開けてみると実際はこのペンデュラムデッキは致命的な欠陥があり、それが魔法罠等のカードを2枚消費するという事。

このせいで遊戯王の初手が５枚＝2枚Ｐスケールが破壊されてしまうと、召喚権で１枚使ったとして実質この５枚のモンスターを的確にスケール等をセットし回さなければならないという点がありました。

この点を筆者が最初に感じたのは【クリフォート】です。

元々クリフォートデッキでは《クリフォート・ツール》によるサーチで最悪Ｐスケールは揃うものの、肝心の《クリフォート・ツール》が破壊されてしまった場合ジリ貧になる可能性は結構高かったのです。

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「確かにそうですの。《クリフォート・ツール》では主にサーチ効果を持っている《機殻の生贄》等はこういったカードでサーチが出来て・・・と繰り返しているようには見えるものの、肝心のカードが１枚防がれるだけで辛かったというのは誰しもが使ってると分かる問題点でしたの」

「と言うときにペンデュラムで起きた事は《Emヒグルミ》のような破壊されてもokという悪夢のような破壊時も問題ない回収効果でした。こういった面は【魔術師】でも若干共通した効果がありますよね。

元々この辺りになってくると《慧眼の魔術師》による実質的なＰスケールの調整等が目立ち始めてきて、如何にペンデュラムがチートであるかというのを実感した人は多いのでは無いでしょうか」

■　マスタールール改訂でペンデュラムデッキはどうなる？

「実はマスタールールの改正によってペンデュラムデッキはこう弱体化しました」

その１　ペンデュラムテーマの大量展開が逆転策として使えなくなった。

「ペンデュラムデッキで重要だったＰスケールがあればモンスターを大量に出せるもーんという事が出来なくなってしまいました。そのためペンデュラムデッキではＰスケールをおいてスケールを配置してからじゃないと戦えないデッキの場合詰んでしまうことになります」

「元々ペンデュラムデッキの強みであったスケールさえ揃っていれば何回でもエクストラを通じて大量に出せるという感じはありましたが、今作からはモンスターを大量に召喚する場合リンクモンスターを配置するという事を行わなければなりませんの」

「これおかしいなぁと思う人は兼ね正解だと思いますが、ペンデュラム召喚の場合はエクストラデッキにあるカードを逆に利用出来ないためリンクモンスターを出す為にモンスターを消費しつつ、尚且つＰスケールを置いておく必要があります。

・・・難しくないですか？これ」

「確かに凶悪なコンボが多かったペンデュラムデッキにおいて、この場合非常に難しいように感じますの。

一応デッキの中心であった【メタルフォーゼ】等に関してもエクストラデッキを活用して始めて動くカードも多いですし、元々リンク召喚(L召喚)を行う為にペンデュラムモンスターはペンデュラム召喚を中心に出すことを中心にしているので、他のデッキよりも弱いのは言うまでもありませんのよ」

その２　ペンデュラム自体が墓地を経由しないので再利用しづらい。

「そしてもう一つの理由は、ペンデュラムデッキではまずエクストラに戻るので、墓地蘇生系のカードを全く利用出来ないことです。元々専用ソウルチャージが出たとしても、EXモンスターゾーンから出る裁定に間違いは無いので弱体化という形として思っても良いのでは無いでしょうか？」

「実はこの点は今までのペンデュラムデッキの利点が裏目に出ています。元々ペンデュラムデッキに関しては、《マクロコスモス》等の除外効果は受けてしまうのでシンクロ以上に悲惨な事になっています」

■　今後のペンデュラムデッキの生きる道は？

「という訳でペンデュラムモンスターはある意味で最大級の弱体化を受けてしまったのは言うまでもありません。しかし、実は今後のペンデュラムデッキの課題も見えてきているのも事実なんですよね」

「と言いつつも足が震えてますわよ(´・ω・`)」

「仕方がないじゃないですかぁ・・・。

なんて弱音は吐きますが、一方で実はペンデュラムモンスターはチューナーモンスターのように個々が全く弱いという訳ではありません。

例えば、【魔術師】では《アストログラフ・マジシャン》のようなカードがあります。このモンスターのような１枚で完結する大型が出せればかなり変わってくるのでは無いでしょうか？」

「この《アストログラフ・マジシャン》は、確かに打点を２５００も持っているカードですが、モンスターが破壊された時に出せる回収カードですの。こういったカウンターも兼ねたカードが今後ペンデュラムで出てくれば問題ないということですのね」

「そうですねー。一方で、ペンデュラムデッキを上手く使えるとすれば《真紅眼の鋼炎竜》 等のオッドアイズのデッキであれば問題なかったりと１枚で完結するデッキであれば問題ない感じがします」

「と遊戯王を遊んでいれば分かるとおり全てのペンデュラムカードが使えなくなったという事ではありません。シンクロでも既にルートが確立されている通り、普通にデッキとしてまだまだ活躍の機会はあるのですよ」

 「実質マキシマム・クライシスが出た瞬間に【セフィラ】等をみていると効果が怖かったというのはなんとなく皆さんが感じていた通りの問題だったと思います。

こういった部分で【セフィラ】デッキは《智天の神星龍》を始め大型のペンデュラムモンスターという切り札の片鱗は見せているので、今後リンク召喚(L召喚)が出たとしてもリンクモンスターに頼らない構築もペンデュラムデッキで登場するんじゃないでしょうか(´；ω；`)」

「そうですわね・・・今は弱くなったかもしれませんが、今後はペンデュラム召喚自体の活用方が変わるというのもあるかもしれませんものね」

「ただはっきり言うと、ペンデュラム召喚の最大の問題点はEXモンスターゾーンに出てくるので、メインモンスターゾーンで先にシンクロやエクシーズを行うと確実にペンデュラム召喚が出来ないという問題が一番の欠陥だと思います。

恐らく公式的にはペンデュラム召喚を行わずに、モンスターを展開してリンクモンスターを展開。その後ペンデュラムモンスターを出すというのが理想なのでしょうけど、まずこの点をなんとかするカードは今の所壊滅的にありません

こういった弱体化のテーマに関してどこまで食い込めるかが鍵になるでしょうね」

(ペンデュラム弱体化復讐編に続く・・・？)