ディスガイア6の感想はオートセーブバグの改善やオート周回に関しての弊害をアプデで問題なくなったらいいとして2021年のゲームで感じた部分や3Dキャラモデリングと新規ゲーム事情の難しさを知った1作でした。
ディスガイア6の感想・雑感
「ラグひでぇキャラ削除でどこ行った問題などえげつない問題を多発しているディスガイア6。これだったら最初から体験版を出さずに「3dをやめた方が良かったのではないか」とも思う出来でした。
というか発表から大分早めに作られている事含めて容量が少ない事例もあり「正直今後どうなるのか」はかなり不安だったりしてDLCありきの課金ゲーになるのではないかなという不安まであり、自動戦闘というシステムのせいで「ボリュームを非常に削いでいる」様に見えたのは否めません。
そういった意味ではクソゲーではなくガッガリゲーであり、よくも悪くもソシャゲ化してしまっているので現在風なディスガイアと考えればそうするしかなかったのかなとも思いました。
ただ、ディスガイア6が好きな人も多いので「合うかどうか、初期勢のディスガイアファンにとって違和感がある部分」をどう見ているのかが焦点になります。
ストーリーは良し、自動戦闘も面倒くさい部分を取っ払えるという意味で完結しきっているのでここでは前回までのディスガイアとの違いで生じた違和感などを書いていきます。逆にここで違和感を感じない・逆に良かったという人はディスガイア6はおすすめです。
ディスガイア6感想:9999万のステータスでやりこみ増加と思いきや
「ディスガイア6の一番のやりこみ要素に見えた9999万というレベルも実際蓋を開けてみれば「桁が上がっただけで最初から水増しされているだけ」のステータスになっていました。
いわば数値が上昇しただけの話で最初から主人公のHPや攻撃力も1万を超えています。小数点が増えた状態でのゲーム開始なだけで実数値に関してはあまり増加しているというか「インフレしたソシャゲーを遊んでる」感じです。
実数値で見ると確かに桁は増えているので数字がデカいという部分で楽しめる人にとっては「寝てる間にレベルが上がってる」という放置ゲーの要素も増えているので如何せん手動でレベルを上げていってという人にとってはチートでゲームを遊んでるように見えてしまい、楽しめないかもしれません。
またストーリーだけ楽しむという人にとっては恐らくある程度オート周回が出来る形で放置しておくことでほぼジオブロックのギミックを取っ払うと簡単にクリアが出来てしまいます。
これに関しては賛否両論あれどゲーム性を完全に失うばかりではなく「修羅」とかそういったエンドコンテンツのユーザーに目を向けているが故の弊害になるのですが、それに加えてエラー落ちもあり「安心して見てられない」問題まで抱えてしまっています。
他にも「オート周回の導入」によりゲームシステムも放置ゲーでよく、確かに周回とかの面倒くささは無いもののゲームシステム的に1人でコツコツ遊ぶゲームからゲーム結果を眺めて楽しむゲームという変化になりつつあるのでしょうけど、オートセーブ関連のバグ?が問題でこれに依存してるといつの間にかエラーで落ちているという結果になってしまっているのが最大の欠点なのかもしれません。
これもアプデで改善されるとは思いますがあまりいい変更には見えませんでした。逆に今までのディスガイアで遊んでいた「手動で楽しむあの作業感」も無くなってしまったのです。
ディスガイア6感想:グラフィックのクオリティは?
「ディスガイア6のクオリティで重視される画質ですが、動いていると一部のアクションは良いけど、粗が目立つような感じになっています。
最終技とか固有技も固定に近いものになり汎用キャラの流れを見ると「3Dにして全部のアクションを確認できない」という弊害があったレベルだと思いますし正直かなり個人差が激しいように見えます。ネガキャンの意見も何となくわかるような内容ですが他にも色々と注目すべき点があるように見えました。
特に序盤での3Dクオリティの問題はネガキャンも多いですがそもそも「一文字スラッシュスゲー!」ってなるようなクオリティにはならないはずですし、キチンと大型技は迫力があります。
しかし、モデリングの粗さがps4のゲームなのかという所と、キャラ自身のモデリングが拡大されると「昨今のリアルさや高画質の比較でどうしても荒く見えてしまう」感じになってしまう気もしました。この点は日本一ソフトウェア社でも3dゲーが出てないという訳ではなくイラストの雰囲気を重要視したのかもしれません。
正直ディスティニーコネクトなどのモデリングに近い形で見るディスガイアも気になりますが、デフォルメでの制作であればもう少しポリゴン数は増やしてほしかった。
特にオート周回でオートセーブの弊害・モデリングや処理落ちによるエラー頻発などの理由もあるのだとは思いますが、それであればボリュームアップとかが大事かなぁと個人的には思ったわけです。
勿論やりこめる要素は多そうではあるんですが先述の汎用キャラ削除などの課題があるのでいざ遊ぼうと思ってもあのキャラがない!って(いやキャラ全部今まで使ってたのかは問題ではありますけど…)。
ディスガイア6感想まとめ
ディスガイア6の感想としてはクソゲーというよりか人によってはガッカリゲーになる可能性も高いと感じました。コンテンツの多さとやりこみが売りとは言え、コンテンツやキャラ種も半減している上にオート週刊でバグがあるとなっているのを見て「3Dにした意味はあるのか」と問いかけるような出来になってた印象です。
またやりこみで桁が増えたと喜んで蓋を開けると「最初からステータスが数万ある」という状況はただ桁が上がっただけであり最初から1兆のステータスで開始してダメージがインフレしてると宣伝しているような詐欺感を感じてしまっていました。
また新規キャラを望んでもDLCで補完されそうっていう諦めとswitch側のラグなど機種間でも問題が多かった様でした。しかし、ストーリーの良さやそもそもディスガイアのシステムでアイテム界などを潜らないとダメだと思う人や面倒くさいと思う人にとってはこの変更は非常にありがたいものであるのは事実。
なのでこのディスガイア6の評価も両極端になるのは仕方がないと思う訳です。
という訳でこのゲームを買うとすれば
- ・ゲームシステムをプログラミングみたいに行動する内容を選べるのでそれを楽しめる人
- ・作業感が好きな人には向いていない(大体オートで終わる)。
- ・ディスガイアシリーズでたんぱくな軽いやりこみが欲しい
上記の点などは押さえておきたい所でした。
しかしながら後日談までパ―っとやり語りたいのもあるのですが、今回は体験版を先に出してしまったのはあまり良くなかった気もします。もちろん売上とかにも感じた部分ですが発表までの期間も短く、この現状を打破するのは非常に難しいと感じたのは事実。特にオートと周回はやりこみ要素のトレードOFFになっているのは事実であり、やりこみ要素の部分の苦労が全部なくなっている様子になっています。
汎用キャラも少なくいつの間にかDLCの要素ばかりが多くなり3Dの影響や戦闘システムの最適化など「違う部分での楽しみ方」が強くなっており、今後のディスガイアのシステムの基盤になるのかが気になります。