「はーい、お久しぶりの夜中のまい。語録。
今回のお便りは「構築済みデッキがぼったくり」でちょっと指摘して欲しいという件がありましたのでご紹介させていただきまーす(´・ω・`)また荒れそうな話題だなぁ。これ」
「あぁ、最近よく売っている店限定のデッキの事ね。こういうのは時間が無いユーザーにとっては嬉しい商品でもあるけど・・・」
「まぁ言い変えるとぼったくりって事があり得るのでは?というお話ですね。最近では相場サイトの閉鎖以前にこういった問題が今後浮き彫りになるんじゃないかなーと思って先に紹介しておこうと思いました。
この構築済みデッキというのは遊戯王の公式のではなく、ショップやオークションにて製作された独自のもの。これは法律的にも問題は無いっぽい?らしく、遊戯王最前線のデッキを使いたい近道として数年前から製作がされています」
「TCG業界において環境やフリー等でいち早く戦うための手段の1つですわね。ストラクチャーデッキ等で好きなデッキがない場合は、1つずつカードを買ってデッキ製作をしていかないといけませんの。そういった手間を省けるのは大きな利点なんですわよ」
「大人になると時間って本当になくなるらしいからね・・・なんか複雑だわ」
「そういった製作や作る時間を全て割いた上ですぐに強力なデッキを握れるというのが魅力だとは思いますよ。
個人的には1つずつカードを買ってデッキを作るというのが醍醐味だとは思いますけど。ただ・・・今回のご依頼は「構築済みデッキがぼったくりなのではないか?」という意見です」
「あぁ・・・確かにそれはあるかなぁ」
「(๑╹◡╹)」
「個人的には、うんあるよねーってなるんですが、商売として成り立っている以上、社会的な部分とかを踏まえるとなんとも言えないんですよ」
「あれ?珍しいじゃない?反論しないって」
「様々な思想がありますからね。
例えば量販店でパソコンを買うとか、スマホをそのまま契約するとか世の中には『至るところで利益を多めに取る商法』というのが多く存在しています。例えば下記の様なパソコンとかでも『価格・com』等で相場を調べたりする人にとっては「1円でも高いとぼったくり」と感じるでしょうし、逆にそういった物を考えない場合はそんな事はまず頭に入らないんですよ」
「まぁ確かに相場をしらない人や、気にしない人はそのまま買っちゃうよね」
「その『知らずに高い商品を買ってしまうけど結果的に満足』ならその搾取とかぼったくりの境界線ってのは無いのです。
なんと言っても遊戯王のカードって
シングル価格に定価はないのですから。
この点は遊戯王だけでなく暴利とかそういうお話になりますね」
「ただし、このデッキ価格に関しては競合がいなければ正当な価格にならない物ですわね」
「その通りですね。一番考えたいのは「売れるのが正義」では無いという事。また同じような事を考えるショップが出現し、競合が出来てから始めて適性価格になると私は思っています。
なぜなら『参考価格を調べにくい』し、何が正しいかそのデッキ購入者に取っての価格相場が分かりにくいからですね。
今後はこういった価格帯を理解出来ずに買ってしまうという側面を受けつつ買ってしまうユーザーが増えて行くとは思いますが、逆にそれを利用した商売が増えるかもしれません。
今後デッキだけを販売するサイト等が出来あがるなんて事もあるのかなーとは思いますけど」
「要するにソシャゲの課金と同じ世界観って事か」
「そういう事です。
価格に関してぼったくりであっても製作時間等を踏まえれば、釣り合うという気持ちで買っていくのでしょうね。
中古トレカ(遊戯王)遊戯王OCG デュエルモンスターズ ストラクチャーデッキR 神光の波動
しかし、今後私が思う点で言えば・・・カードショップ自体がネット経由で構築デッキを売る様にシフトしていくとも考えています。まず昔みたいに相場を確認しにくくなった故に若干値段が高くなっていても成立しますし、このショップではこれが売っていて・・・という手間もかかりません」
「こう見てると問題ない感じがするわよね」
「ただし値段の付け方には問題があるとアレですよ。ダイヤモンドが売れるとかの心理効果と一緒です。これはまぁぶらりの人が補完してくれるんじゃないですかね。
要するにデッキ価格が高い=物凄い優秀なデッキなのかも?と思った層が買っているというのが正しいと思います。心理学的発想ではありますし傍から見ても『何故売れるのか』と感じる人もいるでしょう。
特に2.3万円という価格帯であれば復帰勢の方なら理解できる様に『環境トップでの総価格に近い値段』なので、社会人になった人でもこれは安い!と思って買ってしまうわけです」
「「見せびらかす事がメインの消費」であるウェブレン効果を意識した商売ゆえに『ネームバリューが必須』ですの。
つまりある程度有名なショップであれば、その心理効果を使い高額なデッキをあえて売るというのも出来ますわね(๑╹◡╹)」
(定価という概念が無いので、どんな価格でもユーザーが価値を決めるため)
「それを情報弱者って言うのもって話か。複雑だなぁ」
「ま、ブランドのバッグみたいな物ですね。
しかし、昔と違って今は製作コストもかからないので『実はデッキとして販売する手間も昔より格段に簡単になっている』のも事実な分殆どシングル価格を変えないままデッキとして売り出すことも出来てしまいます。
2019年以降というか今後はこの構築済みデッキ商売が一般化するのは明白でしょう。復帰勢や新規ユーザー層に結びつかない商売の側面が高額化では見られるので、市場としては変化は無いですが・・・中古ショップとしての媒体であれば新規コンテンツとして革命的なものなのかもしれないのです。
もし・・・もしもの話ですけど、カードショップが何かしらカードゲームのコンテンツになれば『プレイマットやサプライを加えた新商品を独自で売る』というのも出てくる事だってありえます。
ただし、一番考えないと駄目なのは「ある程度シングル価格を把握する事」ですので、買う側のリテラシーがある程度必須になるのかもしれませんね。
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