真竜デッキは現在2017年において環境トップのカテゴリー。
予想していた通りに動く遊戯王環境の1戦であるが、個人的に気になったのは《魔導書士 バテル》でした。現在相場でいうと元々の価格の700円相当の価格から少し価格が上がったという状況でもあります。
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今回はこの《魔導書士 バテル》と《クリッター》の裏側に注目。
昨今ではクリッターが真竜デッキに相性が良いと言う点もあり現在真竜デッキは『アドバンス召喚』という特殊召喚ではない部分を活かした抜け道を利用したプレイングが増えている環境下でどう生きるのか――。
そしてクリッターは再び牢獄に帰るのか・・・。
- 《ルドラの魔導書》と《魔導書士 バテル》と《クリッター》。彼らの裏で出来る真竜の抜け道の事。
- 事故りそうで事故らない手札交換的な強みを活かして。
- しかし確実に頭角を現しているのが魔道。今後の出張はありそう?
- 【特集 環境デッキを追うシリーズ】
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《ルドラの魔導書》と《魔導書士 バテル》と《クリッター》。彼らの裏で出来る真竜の抜け道の事。
第2回葛西CS ベスト8 - デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索
ちょっとだけ環境のおさらいです。
そう言えばと気づいた筆者なのですが、昨今では召喚誓約という魔法カードが非常に採用されがちになっています。
例えば、【命削り真竜】デッキで採用される以下の3枚のカード。
- 命削りの宝札
- 強欲で謙虚な壺
- 強欲で貪欲な壺
実はこの中の2つのドローソースは特殊召喚が出来ないという裁定になっていて、昨今の環境であるついでにモンスターを展開出来ないというデメリットを持っているのが特徴です。
命よりも勝利に向かう遊戯王プレイヤーの生き様を見た。【命削り真竜】のキーカード《命削りの宝札》。
《命削りの宝札》は主に手札を全て捨てるという点で一時期【命削り栗フォート】という点で話題になりました。
また、《強欲で謙虚な壺》に関しても元々環境必須のドローソースとして話題になっていた時代があり、再販される前は《強欲で貪欲な壺》以上の価格になっていたのは記憶に新しい問題点でした。
遊戯王のスーパーレア以上の価格価値を引き上げるという点でこういった点は見逃せなかったのですが、現在は再販され価格が落ち着いています。
これら2枚の共通点は主に特殊召喚させないというデメリットを持っていますが、皮肉にも優秀ゆえに環境では【命削り真竜】のキーパーツという形になってしまいました。
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《命削りの宝札Card of Demise》
通常魔法
「命削りの宝札」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分は手札が3枚になるようにデッキからドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
このターンのエンドフェイズに、自分の手札を全て墓地へ送る。
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《強欲で謙虚な壺/Pot of Duality》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、
その中から1枚を選んで手札に加え、
その後残りのカードをデッキに戻す。
一方でこれらの特殊召喚出来ないというデメリットが各種デッキに刺さる事によって、殆どのデッキが採用できないという点がありました。
ソリティアパーツを引き込むという点では優秀ではあるものの・・・高速化した環境で特殊召喚が出来ないというのはかなり酷。そして後攻有利の真竜デッキが台頭している中あまりデッキに入れるにはちょっとした構築が要求されますが・・・その中で何故か【アドバンス召喚】を追加する性でこれらの誓約を取っ払ったカードが登場します。
そう、真竜デッキです。
彼らは現在様々な型が存在していますが、恐竜真竜などのデッキ枠を超えて今回はその中から新しくアドバンス召喚等の抜け道を利用するデッキが増えたのでした。
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その中で環境考察していたのが【命削り真竜】。このデッキはそれらの召喚権の誓約を抜かせて戦えるのでちょっとズルイ・・・抜け穴的な強さを発揮したとも言えます。
まぁ普通に戦っても強いですし、最悪《命削りの宝札》自体がデメリットになる事もあるので悪いとは言えません。
しかし、《強欲で謙虚な壺》との相性に関しては言うまでも無くこの抜けみちを使ったという印象を受けますね。
で、ココからが本題なのですが、彼らは召喚権を別に使うことが出来るいわば【壊獣】の亜種のような戦い方が出来る訳です。
だからこそ【グレイドル】の奪取効果。
それと、《クリッター》のようなサーチもお手軽に採用出来るという強みを得れているという部分がありました。クリッターは先行では手札に加わっても効果を発揮出来ないものの・・・永続魔法でアドバンス召喚できるんだから相性が抜群。彼らの採用は一部ではあるもののローカルで流行る事になったのでした。
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一方で今回コード・オブ・ザ・デュエリスト(COTD)では、《ルドラの魔導書》が登場します。このカードは魔法使い族をリリースすれば2ドローと入れ替える事が出来るカード。
つまりココで《魔導書士 バテル》の出番になってきます。
現在では【魔導ww】が強く出ている一方で、真竜にも採用されたのはちょっと驚きでした。というのも・・・ちょっと筆者もちょうど回していた為(笑)《魔導書士 バテル》を借りていざプレイ!という真っ只中での採用だったのでちょっと不安だったのですが、面白い結果が分かったのです。
事故りそうで事故らない手札交換的な強みを活かして。
実際この《ルドラの魔導書》出張は非常にキーパーツを要求しない優秀なコンボです。またこの2枚を入れる事によって魔法使いデッキではもちろん手札交換が簡単に行えるようになりました。
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実は皮肉な話ですが、この《ルドラの魔導書》の相互互換である《ワンダー・ワンド》は、《アームズホール》でサーチ可能。
しかしこっちは通常召喚出来ないとどちらも一長一短の存在でしたが、《魔導書士 バテル》は今回その召喚権には影響しない手札交換という立ち位置で活躍する事になります。元々デメリットは無いのですが、こっちは召喚権を使いきってしまう点がマイナス。
それを補うのが真竜の永続魔法による展開というわけですね。
ちなみにこの《魔導書士 バテル》を入れているときに感じたのが若干の事故。というのも《魔導書士 バテル》じゃなくて先に《ルドラの魔導書》が来たらどうしようかなーなんている感じがしましたがそこまで決定的に事故るという印象はありませんでした。
そんなときは筆者の場合《黒き森のウィッチ》をこっそり入れてました。
ちなみにこのウィッチを入れると守備力1500以下のカードを持って凝れるので《灰流うらら》等は無理ですが《増殖するG》等は持ってこれます(笑)
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しかし確実に頭角を現しているのが魔道。今後の出張はありそう?
ちなみに現在クリッターで活躍している真竜等がやっぱり強い印象はあるものの、実際構築面では手札で入れ替えれるという強みもあり、手札誘発が流行っている昨今でいち早くキーカードを引きたいという印象はありました。
一方でドンドン環境に合わせての魔法罠の存在の薄さは、感じていましたがその中での手札交換という面は強力。大会の優勝結果でも今後聞くことがあるんじゃないかーと予想している一方で次回からは真竜デッキのバリエーションに注目していきたいと思います。
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