遊戯王の世界大会「Yu-Gi-Oh! World Championship 2018」が遂に開催される事となり、遊戯王界隈では非常に大盛り上がりな現状。実はセレブレーションイベントに関しての制限改訂で様々なデッキの規制が強力になり日本や世界においての制限改訂が大きく変動する事となりました。
その上で、今回はWCS本選と同じリミットレギュレーションと同じような制限改訂も行われることもあって、色々と大忙しだったりします。遊戯王の世界大会においてまいログメンバーが追いかける事も少ない中、先に世界大会においての環境のジンクス等を考えていこうかなと思いました。
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ただし、かなり商業的な話が多い中での回答となりますのでその点だけはご了承ください」
- ■ 遊戯王 世界大会の実感と感想は?
- 閃刀姫1強ではない理由・・・採用率100パーセントの《増殖するG》の禁止が痛い。
- キモイルカって言われる《N・アクア・ドルフィン》が世界大会で活躍。予選でも見かけましたね!
- 今回の世界大会はオルターと剛鬼の誘発や先行が勝利の鍵?
■ 遊戯王 世界大会の実感と感想は?
「いぇーい!世界大会だぁ!って事で始まりました。
遊戯王ワールドチャンピオンシップ!
5日は決勝戦もある中で、優勝がどのデッキが気になる所ですが、今回の実況解説を色々な目線で行っていこうと思います」
「・・・商業的な意味含めて」
「なんかヤバそうな雰囲気が漂ってますわよ」
「まぁそりゃあね。って事で環境デッキ等のおさらいと行きましょう」
「世界大会での禁止制限の大きな枠については話したと思いますが全体的に環境デッキの特徴を止められないことが前面に出ている大会だと思いました。遊戯王の2018年の最初のパック等が環境を支配するという通り、個人的にはオルターガイスト・閃刀姫かなぁと思ったのですが良く良く考えて見るとちゃんと公式も1強にならない事を意識していたらしく・・・
「うっそだろお前!?G禁止はマズイって!」
「いやぁ。盲点だった。あのカードもそう言えば1月で登場したカード達でしたね(´・ω・`)」
「しかし各種環境において閃刀姫が一強を握るのかと言えばそうでもない感じなのね」
「そうですねぇ。まぁビットの制限もありますし完全では無い点もあるので純構築に置いてはかなり辛い面があったりするかなぁと思ってます。
環境的な面で言えば結構バランスが取れていて、魔術師に何の恨みがあるんだってレベルの制限がかかっていたりとか若干不満な面はありつつも環境的には良好。
閃刀姫においても様々なカードの規制だったり新規カードを抑えられているので”大きく特殊召喚でアドを取れるデッキでは劣勢”な面も注目したいですし《閃刀起動-エンゲージ》やツインツイスターをフルで積んだ構成だったりと閃刀姫自身の構築も結構変わってきてるなぁと」
それにこの世界大会が大荒れになるなぁという部分は多々ありました。その感想も兼ねて考察していきたいと思います。
閃刀姫1強ではない理由・・・採用率100パーセントの《増殖するG》の禁止が痛い。
遊戯王/ノーマル/ストラクチャーデッキ-青眼龍轟臨-SD25-JP018 : 増殖するG
「まず閃刀姫が暴れるというのは分かったのですが意外とそうならない理由の1つとして《増殖するG》の禁止がありました。日本での制限改訂ではノータッチですが、閃刀姫デッキにおいて増殖するGの採用率はほぼ100パーセントという部分が強く、世界大会ではこれが結構響いたのかも?と考えてみたりしています。
純構築においての閃刀姫はソリティアをするデッキでは無いので単体での物量を推しかえるために手札誘発の増殖するGを採用して返すという戦法が有効ではあったのですが、禁止カードに指定されてしまうと剛鬼等においてのマストカウンターを打ちづらくなってしまうのが難点でした」
「閃刀姫デッキにおいて物量で返せないのは本当に難点ですわよね。その為のキーパーツも色々と仕入れないといけないんですけど禁止カードの幅が大きくてその動きが出来なさそうですの。
誘発枠に関しては相手のマストカウンターを如何にして決めるか・・・本当の意味でプレイングが勝敗を決める結果となりそうですわよ」
「まぁ実際Gから誘発引いてって流れも出来ませんからね。閃刀姫のアドに関してもうららで止められれば辛いですし、バランスはキッチリと出てくる感じもしました。そう言う意味ではメジャーな閃刀姫を抑えての誘発に影響が無いトップに剛鬼が入り込みトップメタ枠のオルターガイストが入るという寸法になるわけですね
特に手札誘発でこの2つのデッキは、”Gを100パーセントメインで採用しなくても良い”って訳でも無いんですが、これで1月に登場したトロイメアを従えた剛鬼か、マルチフェイカーを入れたオルターガイストかの環境となった訳です。
実際に閃刀姫も数は多いはずですが、実質この2トップは見逃せないでしょう。今回の優勝は実際【オルターガイスト】か【トロイメア】か【閃刀姫】か・・・というジンクスがあるのですが大体はこの通りになりそうです(´・ω・`)ただあまりこういう考察ってしたくないんだよなぁ」
「そもそも、プレイングとかそういう話抜きでの問題になってますものね」
「意図的にこのデッキが上に来るよーっていうのがあるとメタを組むとかもしやすいですし公式としても押したい部分はあるでしょうから兼ね正解でもあるんですよ。TCGにおいては3すくみ位の環境が一番良いですしユーザーとして見ても良環境だと見られることも多いですから。
今回はその中で純構築を推奨されている分”真竜等の様々な出張が重なる”といった問題も起きていませんから楽しく見れるのはありますねー」
キモイルカって言われる《N・アクア・ドルフィン》が世界大会で活躍。予選でも見かけましたね!
「あれ?この話題しませんでしたっけ・・・下書きで終わらせちゃったのかな・・・って事で世界大会で活躍した《 N・アクア・ドルフィン》についての話題もしておきましょうか。
実は世界で結構流行ってる《 N・アクア・ドルフィン》。その理由はピンポイントでのピーピング効果にあります。予選では確か複数積んでたんじゃなかったっけな・・・って思うデッキもあったのですがこのカードが刺さる盤面は結構あるんですよね」
N・アクア・ドルフィン : POWER OF THE DUELISTPOTD-JP003
効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻 600/守 800
1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
相手の手札を確認し、その中からモンスター1体を選ぶ。選んだモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスターが自分フィールド上に存在する場合、選んだモンスターを破壊して相手ライフに500ポイントダメージを与える。
存在しない場合、自分は500ポイントダメージを受ける。
「世界大会という場面において情報アドの大切さが分かる1面ですわよね」
「その通りなんですよね。しかも剛鬼であれば《聖騎士の追想 イゾルデ》で簡単にサーチが可能ですし、単純に事故を増やすカードでもありません。選んだモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスターが自分フィールド上に存在する場合、選んだモンスターを破壊して相手ライフに500ポイントダメージを与えるという効果も誘発の攻撃力が低いのでそのまま相手のモンスターを破壊するという事も出来るという万能カードなのです。
確か以前にも世界大会で活躍してた気がするんですが・・・」
中古遊戯王/ウルトラレア/リンク・ヴレインズ・パックLVP1-JP051 [UR] : 聖騎士の追想 イゾルデ
「かなり効果が面白いので是非普通に採用してみたいカードですわよね。何故か値上がりしてるみたいですし」
「そうなんですよー(´・ω・`)意外ですが、セレブレーションイベントでの大会もあるみたいですしその需要はあるかなーと思います。レアリティが高いのを欲しい人はお早めに?
今回の世界大会はオルターと剛鬼の誘発や先行が勝利の鍵?
「個人的に感じているのは増殖するGの規制がある故にソリティアを如何にして防ぐかが一番の焦点だと思います。展開を防ぐ札は誘発で沢山あるんですが、ドローによる手札補強が出来ないので実質”押し切れるか”の中盤で勝敗が大きく決まるって事が多いのが現状だと感じました。
トロイメア先攻EXリンクによる制圧のウエイトは非常に大きく、その影響も受けやすい物が多かった気もします。なんと言っても先行での誘発が飛んでこなければやっぱりEXリンクまでは揃ってしまうのでそうなってしまったら返す手段が本気でありません。ラースフィアとか入れてるなら話は別ですけど、それでもキツイのは目に見えて明らかです。
中古遊戯王/アルティメットレア/RARITY COLLECTION -20th ANNIVERSARY EDITION-RC02-JP006 [アルティメット] : ラーの翼神竜-球体形
そういったソリティアを防げる札が多いかで勝てるかが大きく左右されている様な気がします。剛鬼は特にトロイメアの恩恵を得てエクストラリンク等を達成してはいるんですが・・・今後とばっちり規制が無ければ良いなぁと思っているんですよ(´・ω・`)」
「でもそのソリティアや盤面形成を何処で防ぐかが一番の焦点となりますわよね。遊戯王の世界大会においての今回の制限カード群でバランスをとれている印象が強いですの。盤面を作れるか否か・・・先行からその勝負が始まり誘発の所持枠で勝敗が決まるというのは言い過ぎですが、今後の勝負が見逃せませんわね」