遊戯王のアンティ・アンティルールというのをご存知でしょうか。遊戯王の初期・・・と言うよりもTCG初期に行われていたアンティルールは様々な子供社会の形成とコミュニティを築き上げるものだったのです。
アンティールールとは一体どんなルールだったのか。交換ルールやいらないカードを賭ける事で凌いだローカルルール。高額カード同士の当分続いたショップでの”闇ゲー的”問題を引き起こしてしまった事も。
そんなアンティルール自体の闇と子供ながらに作られた社会性について色々と買いていこうと思います。
アンティルール。それは今は禁忌とされるルール。
「アンティルールとは所謂賭けをメインとした遊びの事。
遊戯王において初代やゼアル?など度々行われるデュエル方法で勝てば相手のカードを貰えるという”ゲームを現実にした行為”がリアルで行われた瞬間でもあります。
勿論コレに関しては悪いルールで社会問題と化してしまう問題だったのですが、初代の・・・特にTCG関連の黎明期ではこういった遊び方があると何かしら広まったのもありそうです(詳しく言うと怒られそう)
アニメのブラックな部分が前面に出ていたからってのが大きく表面化させたかった大人向けのTCGとしても人気が出たゲームとして致命的な問題が出てきたものだと思った人も多いでしょう。
中古遊戯王/ミレニアムレア/決闘者の栄光 -記憶の断片- side :武藤遊戯15AX-JPM07 [ミレニアムレア] : 真紅眼の黒竜
遊戯王もアンティを行うシーンは多く、実際使用している《真紅眼の黒竜》もダイナソー竜崎から勝ち奪い取ったものですから”アニメやマンガでは無ければ成立しなかった”のも事実。
他のTCGでもあまり見かけないルールだったりしますが実際に遊戯王においてこういったルールが昔は存在したことで様々な子供の社会に亀裂を生んだ事もあったりします。
「特にこの時代賭博法に関してはかなり社会問題化した事もありました。
パソコンは普及し始め、90年代後半にインターネット等が普及し始めた一方で風営法や賭博法に関して様々な社会的問題が表面化されてもいましたね。
まぁそんな時期に子供が高額なカードが出るかもしれない賭けを親が許すわけも無く」
「更には社会が許すわけが無かったって事ですわよね」
アンティルールを活かす子供達のローカルルール
「そもそも、カードを賭けるという行為自体本来あってはならない物ですし『様々な問題』が起きてしまうのも事実でした。しかし一部のユーザーはこういった問題を遊びの”余興”として使ったり”スリリングな要素”として遊ぶ人もいたのも事実です。
特に私の周りであったのは「ランダムで5枚カードを選出し好きなカードを選ぶセレクト方式」や「レアカード同士でのレア勝負」等過激であったルールも多く存在し、様々な場所で『賭ける事に関して一方的にならないルールであったりする』事であったりと異質な子供向けカードとは思えない光景があったのです。
勿論、コミュニティの形成において『難しい面が強い』のもありました。高額なカードを使用してのアンティですし親等も黙ってはいません。
それに各種様々なルールによる利己的な改正など小学生のいじめそのものに近い部分まで表面化してしまっている場面を多々見て来た私に取ってはあまり良い物ではないなーとは思うんですよね(´・ω・`)」
「当時はまぁカオスどころか小学生のカーストそのものが表面化し、お金をかけたユーザーだけが勝つ・・・一方でそういった世界もあったのよね」
「まぁ私の周りがカオスすぎたってだけでしょうけどね。
しかし遊戯王に関してではなく「商品やレアカードが入手出来る」という欲求を抑える事が出来ない子供に取ってはスリリングな遊びはトラブルや色んな問題を引き起こした上『法律によってその幕を閉める』事となりました。
心理的な負担を要する存在は現在は見る影も無いですし、ある意味では平和?なTCGとして生まれ変わったのです。めでたしめでたし」
まとめ アンティは何故ショップで何故禁止にされているの?
これは日本の法律だと賭博罪に当たる恐れがあり、実際に逮捕された例などないが、あまりおおっぴらにアンティルールで大会を開いたり、
ゲームショップの開放スペースでアンティルールが広まったりすると警察から電話くらいは来る時があるので気をつけること。
子供もよく来るような開放スペースならば、壁にアンティ禁止の張り紙があるのを目にすることも多いだろう。
「まぁ、その結果ですがこういったアンティは賭博法の一種になってしまうという問題もありまして、ショップ等では交換等の禁止を強く推している訳です。
フレンドリーであったとしてもこういった物を不正としてるのはこういった背景もあるからでしょう。
MTGの中村聡のマジック:ザ・ギャザリング五輪の書にてそういった資料が記載されているのですが、アンティ自体に様々な問題が起きる一方で、こういったアンティ的な物は90年代等の黎明期ゆえの遊び方でこのノリで遊んでいた人に取っては生ぬるいと感じる人も多いかもしれません。
アンティルール自体も実際は会った人にしか分からない問題や楽しみ方だったのも事実。今はしてはいけないですが、こういった時期を過ごしてきた人もいるんだなぁってのを感じていただければそれで良いような気もしますね(´・ω・`)」