「デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編3-」にて登場する新規BF《BF-フルアーマード・ウィング》。このカードはBFのBF-アーマード・ウィングの効果を引き継いだ強化版。更にカード効果を受けないという特徴があります。既存のBFデッキでは攻めるBFが特徴でしたが、新規のBFは新しくBFとして生まれ変われるのでしょうか?
という事で今回はそんなBF-フルアーマード・ウィングの魅力と効果などを考えていこうと思います。
BF-フルアーマード・ウィング 効果概要
《BF-フルアーマード・ウィング》
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻3000/守3000
「BF」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
- :このカードは他のカードの効果を受けない。
- :このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターが効果を発動する度に、その相手の表側表示モンスターに楔カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
- :1ターンに1度、相手フィールドの楔カウンターが置かれたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。
- :自分エンドフェイズに発動できる。フィールドの楔カウンターが置かれたモンスターを全て破壊する。
「という訳で今回考察するのはBFの新星『BF-フルアーマード・ウィング』。今までのBFの中で防御寄りな効果を持っている《BF-アーマード・ウィング》の進化版と言える効果なのが特徴で、楔カウンターの性能を持ちつつも『相手の行動に依存』はしているのですが他のカードの効果を受けないという耐性に加えて、相手フィールドの楔カウンターが置かれたモンスター1体を対象としてコントロールを得る効果は《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》に似た効果を発動する行動制限に近い効果を秘めているのが最大のポイントでしょう。
中古遊戯王/ウルトラレア/デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-DP19-JP003 [UR] : ミレニアム・アイズ・サクリファイス
「自分エンドフェイズにフィールドの楔カウンターが置かれたモンスターを全て破壊するという巻き込み効果を持っているのが特徴ですね。しかし能動的に置けない面が強く他のカードで代用するしかありません。現状では『楔カウンターを能動的に置けるのはアーマードウイングの戦闘』であり、最終的にはシンクロをして『BF-フルアーマード・ウィング』になった時にそのまま破壊するって流れを公式は意図して作ったんだと思われます」
「現状ではアーマードウイング自体が非常に異質でしたが、ある意味ではアクセルシンクロの様な『進化版になっているのが熱い』んですわよね」
「そそ!しかも、BFには先行で立てておいて強力なカードという扱いになっているのも注目ポイント。今は《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》等を立てる制圧だったりしますが、純構築でこれが解決したのは大きいですね!シュラが立ってカルート警戒してた時代が懐かしい」
「まぁ確かにその時代は懐かしいですわね。ちなみにBFに関して他に考えないといけない部分はありますの?」
「うーん、決定打ですね。BFデッキでは主に守備を固めるためのアドバンテージを生む事はありますが結果的に『8期より前』のカードが多いので最終的にはアドバンテージに悩まされるときが多々あると思います。
それにBFには《A BF-神立のオニマル》というフィニッシャーというモンスターも既に存在している面を考えると環境として出てくるには『打点を上げるか戦闘耐性』を付けるかのどちらかになります。
最悪出してさえすれば後は3000という化け物打点となるので、『シンクロ素材等のバックアップ』や、wikiにあった様に《地竜星-ヘイカン》をシンクロ素材にして戦闘破壊耐性を付けて置物にするというのが主な方法として挙げられるのでしょう。《源竜星-ボウテンコウ》とBFをシンクロ素材にレベル7のA BFをシンクロ召喚するとスムーズにいくとも書いてありましたが、実際そうなってくると『BF』である事の意味が薄くなっていってるのではないか?という感じもしてきますね(´・ω・`)」
「まぁ言い切ってしまったらそれが正しい感じもするのよね。防御型でハリファイバー等の展開でこのモンスターを立ててもこのモンスターだけが生き残ってしまう。しかしexゾーンに出すこと前提であればこのカードって『追撃もしにくい大型モンスター』になっちゃうし」
「まぁその通りですね。特に盤面に意識して置くことも大事にはなるんですが、そのためのサポートカードがあるって事なんですよ」